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医学部の浪人が決まった生徒へのアドバイス

10年後に塾を立ち上げるという目標を持った現役数学教師です。そのために、まずはnoteで発信活動を始めようという考えにいたりました。私は今、高3の担任をしており、受験指導がメインの1年でした。そんな私の本日をお伝えしたいと思います。今日の記事は浪人が決めった生徒との面談について、明日の記事は私立後期日程で合格を掴んだ生徒の喜びの声について、お伝えしようと

浪人が決まった生徒との面談

昨日は3名、本日は1名の生徒と面談をしました。皆、受験が終了し、浪人が決定した生徒です。私のクラスは生徒数35名ですが、そのうちの10名程度が浪人することになりましたが、そのうちの約半数は医学部を目指しています。本人たちの気持ちは揺るがず、来年度も医学部を目指して浪人する決意を示していましたが、他の学部に比べて難易度が高いので、とても心配になります。浪人をして、成績が確実に伸びるわけではないので、次のことをアドバイスしました。

①予備校が始まるこの1ヶ月の学習について
②予備校が始まってから夏までの学習について
③絶対に1浪で決める覚悟

①予備校が始まるこの1ヶ月の学習について

この1ヶ月何もしないと、学力が急降下した状態で予備校が始まることになります。何事も最初が肝心であることは当たり前ですが、まずはリハビリ・・・となり、予備校の授業どころではなくなるでしょう。いい状態(理想は少しでも上昇した状態)で授業が始まれば、その吸収もとても良いものになるはずです。

②予備校が始まってから夏までの学習について

現役時は、とにかく時間がないので、急仕上げになってしまいがち。秋までに標準的な入試問題集を終わらせ、秋以降は共通テスト対策や2次試験過去問対策と、個別対策が続きます。だから、浪人生は、秋まで基礎を徹底的に叩き直す、という生活になります。多分これが結構きつい・・・俺できるのにな・・・とか思いがちですが、勘違いすることなく、徹底的に穴を潰していくことを意識して学習を続けて欲しいものです。

③絶対に1浪で決める覚悟

先ほども申し上げた通り、医学部受験は簡単ではありません。上位の学力を持った生徒でも浪人しています。また、これまでの卒業生の例ですが、多浪(2浪以上)になってしまっている生徒も少なくなく、これは本当に結構きついと思います。感覚も麻痺してしまうのではないでしょうか。「頑張っていればうまくいく」とは担任としても使う言葉ですが、受験はシビアです。病んでは元も子もないですが、崖っぷちであることを自分でしっかり認識して、この1年で絶対に決める覚悟を持つように伝えました。

最後に

みんな医者になりたいと真摯に考えていますし、その素養も持ち合わせていると思いますが、最後は「本当に医者になりたいのか」という強い意志が合否を分けると思っています。負けず、来年いい報告があるように今から願っています。頑張れ!!!


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