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令和5年度大学入試の終了

まだ完全ではありませんが、本日で令和5年度の大学入試の結果発表までほぼ終了しました。まずは、全ての入試を戦い終えた生徒たちに敬意を表します。本当にお疲れ様・・・。節目ともなるタイミングですので、入試全体ををまとめてみたいと思います。

※私は10年後に塾を立ち上げるという目標を持った現役数学教師です。そのために、まずはnoteで発信活動を始めようという考えにいたりました。本日もよろしくお願いします。

総合型入試と一般選抜入試

戦いのスタートは、秋から始まる総合型入試です。いわゆる5教科のペーパーテストで測られる一般選抜と異なり、小論文や面接が一般的な形です。なんで落ちた?なんで受かった?ということがたくさん起こります。教員の見る目がないと言われればそれまでですが、逆にどこを見て評価しているのかと聞きたくなります。第一志望でなくても、ここで合格を確保しておくと、それ以下の大学を一般選抜で受ける必要がなくなるので、精神的にはだいぶ楽に進めることができます。
ただ、無理に決めてなんとも言えない安心感を持ってしまうと、学習が捗らないリスクもあると終わって考えさせられました。学力がつけば、安全校は確実に合格しますし、練習としても効果的です。
行きたい大学が総合型入試を行なっているのであれば、チャレンジしても良いと思いますが、準備に時間を取られることを考えても、安易に受けることはマイナスも多いと感じました。

共通テスト利用の破壊力

私(=現在40歳)の時代は、センター試験は国立入試のためにありましたが、現在は私立でも共通テストを利用して受験できるところが多くあります。特にMARCHは色々な形の利用形式があります。
・教科数の違い(3教科・4教科・5教科)
・共通テストのみか個別試験との併用型か
など、私も生徒の受験型を見て分かったことがたくさんあります。
国立を志望していない生徒が5教科揃えることは難しいとは思いますが、共通テストを全く利用しないことはもったいない・・・今回の入試でも共通テストでしっかり点数を伸ばし、模試ではE判定だったMARCHに見事合格した生徒がいました。(個別試験では判定通りの結果だったので大金星。)
私の学校では、11月までは個別試験対策、12月に入ってから共通テスト対策と持っていきますが、もう少し共通テストを大切にするように伝えるとともに、利用価値が大きいことを教えていけば、モチベーションも上がり、結果、点数向上にもつながっていくのではないかと思いました。

最後まで戦うことの大切さ

これは前の記事でも書きましたが、日程が後ろにいけばいくほど、受験数は減っていきます。合格を勝ち取れず、精神は擦り減っていきますが、最後まで戦うことで、合格を掴むことができる可能性は高くなります。本日で後期日程の発表はほぼ終わりましたが、国立医学部の合格を勝ち取った生徒がおりました。合格を見た後、彼がガッツポーズしているところ、保護者が涙しているところが容易に想像できます。もちろん、最後まで挑戦を続けることは必要条件であり、難しいことではありますが、この一例だけでも挑戦する価値を感じさせます。

最後に

この2ヶ月、私も一喜一憂を続け、相当疲れました(上の例は、他クラスの生徒で、私のクラスの生徒は不合格でしたので、、)。ただ、それ以上に彼らは落ち込み、そして喜んだはずです。受験指導の醍醐味ではありますが、塾の先生はこれを毎年やっているのかと思うと、すごい精神力だと尊敬します。私の学校の生徒のみならず、全国の受験生・・・お疲れ様でした!!

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