シェアハウス・ロック0708

【Live】都知事選

 アメリカ大統領選で、「ダブル・ヘイター」という言葉が登場したことを新聞で読んだ。バイデンは嫌だが、トランプはもっと嫌ということのようだ。今度の都知事選は私も、「ダブル・ヘイター」だった。
 まず、小池百合子は嫌い。ウソつきだし、弱いものいじめだし、都知事としてどころじゃなく、人間として嫌い。ウソつき、弱いものいじめはいくらでも例を出せるのだが、そんなことやってたら行数が足らなくなる。
 五輪選手村跡地「晴海フラッグ」は、三井不動産レジデンシャルなどに約百二九億円で払い下げられているが、これは業界では「九割引き」とささやかれている。神宮外苑の再開発は、三井不動産が事業者代表である。これらは、都民ファーストの勢いが衰えた二期目あたりから、小池が自民党と手を組んだことによる。自民党と三井グループとの癒着は、よく取り沙汰されるところである。(『週刊文春』)
 自民党とは一線を画すると言って、都民ファーストを立ち上げたのに、このザマだ。
 また、「壮大な無駄遣い」と言われたプロジェクション・マッピングは、その一部を電通ライブ(電通の100%子会社)が受注しているが、五輪談合事件で昨年二月起訴され、電通は都から入札指名停止処分を受けているはずである。
 まだまだネタはあるが、蓮舫のことを言えなくなるので、小池に関してはこのくらいにしておく。
 蓮舫は、「悪夢の民主党政権」(©安倍晋三)(笑)のときの「仕分け」の印象が強烈で、あれで早くも私は嫌になった。例の「二位じゃいけないんですか」で、である。あれは、理化学研究所の地球シミュレーターの話だったはずで、あれは事態がまるでわかってない人間の言葉である。親が、オートバイを欲しがる子どもに、「自転車じゃいけないの?」という程度の知能、メンタリティである。利口な親なら、そんなことは言うまい。
 私は、あの当時、地球シミュレータの8割くらいの能力のコンピューターを、たとえば中国ではUNIXマシンを数台連結して達成していることを知っていた。そういったことを言うならまだしも、あれは「無知を恐れない人間」の発言である。これは、バカの特徴でもあり、「ああ、この人は徹底的にダメだ」と思ったのである。技術的な目標には、その達成の過程でたくさんの副産物が生まれる。地球シミュレーターも、専用チップを開発したり、特殊なインタフェイスを開発したり、そういうことが重なってあれだけの予算になったはずだ。その乗数効果は非常に大きいはずで、そんなことがまったくわかっていない。しかも、テレビの取材が入っているところで、あれを言っている。気が利いたことを言ったつもりなんだろう。
 昔、蓮舫はテレビのニュースショウのパーソナリティだかなんだかをやっており、その番組のなかで、なにやら難しげな、よくわからないコメントを長々と言うので有名になったことがある。
 女性2人の漫才師がこれをネタにして、なにやら難しげな、よくわからないことをしばらくしゃべった後、「レンホー」と落とすネタをやっていた。ほとんどテレビを見ない私が知っているんだから、そうとう露出していたんじゃないかと思う。ピンクレディの『UFO』が流行った後のころである。後とは言っても、それほど後でもないだろう。あんまり時間が経ったら、ネタにならないからね。ああ、言うまでもないが、「レンホー」は「UFO」と同じメロディ(?)で言うんだよ。
【追記】
 小池かよ。

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