親の老後問題

この記事には暴言暴力の内容が含まれています。苦手なかたは読まずに閉じてください。
また、読んだ後に気分が悪くなった場合はご自身の好きな事に集中し、気分転換をしてください。


「お父さんの面倒は江波がみるんだよ」
 父と同居している叔母さんから言われました。

私自身、父と同居は絶対にしたくない。
本当にイヤなんです。

そもそも、なんでそんなに父の面倒をみることが嫌なのか。

私の母と妹は遺伝病でした。
母の病気は妹を産んでからわかりました。
父は嫌なことがあった日に酒を飲むと怒鳴り散らして、暴力をする人でした。


最近、私は家事や育児をしていると昔のことを思い出します。
例えば料理をしているとき。
母の料理を食べずに捨てる父の姿が頭の中に浮かんできます。

別の日には酔った父親が5歳くらいの私の首筋にナイフをあてたことを思い出します。

また違うある日は酒を飲んだ父が「お前らは不要家族だ。扶養ではなく不要家族だ」と怒っては食器や家具が壊れる。
家にいれなくなってホテルに泊まった夜を思い出すのです。

30年前は暴言、暴力などあまり騒がれていない時代だったのでしょうか。社会的に体罰が許容されていたように思います。

だから、目の周りに青アザがある幼児がいても通報されませんでした。

子供の頃の私は児童相談所などの福祉を理解できなかったので助けを求めることができませんでした。

父を怒らせないように、父の怒りがおさまるのをひたすら静かに待つことしかできない子供でした。

私の過去はテレビで大きく騒がれる虐待とまではいかないでしょう。

母が父の暴力から体を張って守ってくれたのでほとんど心理的なものでしたし。

ただ、子育てをしている今は昔のことを思い出して胸がぎゅっと苦しくなるのです。胸がざわざわするのです。

だから 私は父の面倒をみたくないのです。
もう2度と一緒に生活したくないのです。

父の性格は丸くなった、昔より良くなったよ、と言われても。



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