【大事なメモ】因果のパイモデル

疫学のパイモデル(パイ理論)に関して

〇同義語
十分原因構成要素モデル(sufficient-component model)

〇定義
因果のパイモデル(causal pie model)とは、ある疾患の発生機序に関する説明モデルである。

因果パイモデルでは以下2つが想定されている。
1.どのような疾患も複数の発生機序がある。
2.1つの発生機序は複数の構成要素の連携によって成立する。

ある疾患をもたらす1つの発生機序は、1つの「因果メカニズム(casual mechanism)」あるいは「十分原因(sufficient cause)」と呼ばれる。下図で3つあるパイのいずれか1つに相当する。

1つの因果メカニズムを構成する複数の構成要素を「原因構成要素(component causes)」と呼ぶ。下図で各パイを構成する扇型の要素に相当する。

(『ロスマンの疫学』第2版より引用)



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