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紅茶の伝道師がいる【モヒーニ】@四谷

四谷の住宅街に店を構える紅茶専門店【MOHINI(モヒーニ)】。
路地に店を構えていることもあり、わかりにくいのだが、紅茶好きなら一度は足を運んでみるといい店だ。

店内は一軒家をリノベしていて、年配の店主が一人で切り盛りしているからか、カフェというよりは、家にでもお邪魔しているような錯覚に陥る。

フロアには5卓ほどテーブルがあるが、少人数向きだ。

紅茶メニューはバラエティに富んでおり、珍しい紅茶もあったりする。

今回はせっかくなので、レギュラーメニューではなく、珍しそうな紅茶、かつ、タイプの異なる中国種とアッサム種から選に飲み比べてみた。


スリランカ オリファント茶園:680円

セイロンティーの中で中国種の茶種の紅茶ということで、希少なものとのこと。黄みがかった色で、見た目は中国茶のようでもある。

紅茶っぽさはないのだが、余韻に紅茶を感じる。わずかに渋みもあり、ちょっと緑茶のようでもある。茶葉も緑茶っぽい。


アッサム ドゥームニ―茶園
:680円

最高級のクローナル・ゴールデンチップがたっぷりと入っているとのこと。アッサムの甘く華やかな香りが広がる。

ストレートでもおいしいが、with milkがおすすめとのことだったので、ミルクを合わせてみる。

ちなみに、ミルクを入れたら、甘くする目的ではなく、味に立体感を出すために、少しだけでも砂糖を入れることをおすすめされる。早速試してみると、確かに、砂糖を入れたほうが奥行きが出るような気がした。

紅茶はポットで出されるのだが、たっぷり3杯分あるので、最後のほうは渋みが強くなるかと思いきや、嫌な渋みは一切なく、最後までおいしくいただけた。

ちなみにポットには保温カバーをかけて温度をキープ。


レモンタルト:400円

自家製タルトはとろっとやわらか。
レモンの酸味が効いてほんのり甘く、紅茶によく合う。

こちらの店主、たとえティーバックの2杯目でも、おいしく飲める方法を伝授してくれたり、紅茶のあれこれを、仕事の手が止まってしまうぐらい夢中になって語っているのだが、その姿は、紅茶をおいしく飲んでほしいという気持ちが十二分に伝わってくるものであった。

本格的な紅茶がポットサービスでこの価格というのも、その表れの一つなんだろうな。

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