あんこがうまい【木挽町よしや】@銀座
1922年(大正11年)創業の【木挽町よしや(こびきちょう よしや)】は歌舞伎座の裏手側に店を構えていることもあり、ここのどら焼きを差し入れする歌舞伎役者も多いことでも有名である。
この日、ぷらぷらとこの界隈をおさんぽ中、氷の暖簾と「甘味」の文字と共に【よしや】の店名が目に留まる。あのどら焼きが有名な【よしや】かと店の中を覗くと、店内に席が設けられ、かき氷を食べている先客あり。
こちらの店舗ではどら焼きの販売はしておらず、甘味処として営業しているようだったので、小休止がてら立ち寄ってみることに。
縦長の店舗は壁に沿って横並びのテーブルが3卓と、窓側に4人掛けテーブル2卓が並ぶ。店奥はいただきものなのか箱が積み重なっていたり、米が置いてあったりで、若干、家の物置感あり。
壁には手描きメニューの他、歌舞伎の9月公演のポスター、直筆サイン入りの写真やお孫ちゃんの工作物などが貼られている。
メニューはかき氷や甘味以外にしらす丼、めんたい丼と言った、食事の用意も少々あり。
ところ天:700円
暑い日はさっぱりとした酢醤油がかかったところ天が食べたくなるな。
そういえば、かつて箸が高価だった時代、東京にあったところてん屋では1本箸で食べるのが粋、として食べさせていたという。これは店側の苦肉の策と言う感じではあるが、地域によっては二本で食べるとところてんが切れてしまうからという理由もあるみたいだが、ここのところてんは切れることなく食べられるところてんであった。
あんみつ:800円
季節のフルーツあんみつというメニューもあるが、ただのあんみつにも季節のフルーツが添えられている。
桃、シャインマスカットが盛られていたが、後から入った客は桃ではなく、りんご、シャインマスカット、ピオーネ(?)であったので、どんなフルーツが出てくるかは決まっていなそうだ。
寒天はプリプリっとした食感と言うよりはやわらかな食感で、特有の水っぽい香りが広がる。
さすがどら焼きが有名なだけあり、あんこがうまい。どら焼きのあんことは違うとは思うが、やわらかく煮てあり、甘さはあるが、くどさなし。
ちなみに、どら焼きは土日祝日は店が休みのため購入できないが、一度たべてみたいものだ。
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