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心を癒やす場所

今、フワフワした気持ちと体の状態でnote書いてます。
隣町のカフェです。

なぜフワフワしているのかというと、サウナ帰りだからです。
ここ数週間、毎週土曜日の午後は地元のサウナに通ってます。

コロナ前は会社帰りによく行ってましたが、コロナ禍ではパッタリと行くのを止めて過ごしてました。だからまた行き始めたというわけです。

久しぶりに行ったときは、水風呂が耐えきれませんでしたが、ようやく慣れてきました。やはり定期的に行かないと肌が合わなくなるようです。

サウナに入ると仕事や嫌なことを忘れられます。まずスマホから開放されるだけでも気持ちが楽になります。

会社からスマホを持たされていますが、たまに土曜日に電話がかかってきます。特に土曜日にかかってくる電話ほど、やっかいごとに違いないのです。適応障害になる前からスマホ恐怖症で、会社のスマホをついつい見てしまい、着信がないかチェックしてしまうような状態でした。着信がないのに着信が鳴ったような気がしたり、常に落ち着かないような感じでした。

休職期間は全くといってよいほど着信がなかったので、ほとんどスマホを気にせず過ごせました。復職してからも仕事が暇なのであまり気にならなかったです。

でも実は数週間前から仕事の担当を増やされて、忙しくなりました。これ自体は喜ぶべきことなのですが、不慣れなことをやるようになり、少しストレスを感じていました。

そして特に今週一週間はクレームが立て続いて発生し、対応に追われアップアップとなりました。しかも定時退社ルールがあるので、全く余裕がなく、一挙手一投足を全集中でこなして、ミスのないように、効率よくやるようにしたところ、相当疲れたのでしょう。昨日の夜から体調が悪く、今朝は頭痛と吐き気に襲われダウンしていました。

でも朝、昼と頭痛薬を飲み、休んでいたら復活しました。そしてサウナに来たというわけです。

サウナといっても地元の銭湯です。営業開始が14時半なので、だいたい営業開始直後に行きます。銭湯にはいろいろな人が来ます。お年寄りから若い人、子供連れ、肩や背中に模様の入った人など。みんな普段は様々な職業だったり立場だったりするのでしょうけど、お風呂ではただの裸の人間どうしです。お互い干渉することもなく、思い思いの入り方でリラックスしています。そう思うと銭湯ほど平等な場所ってないんじゃないかと思います。

この前なんか、全身に模様の入ったオッサンが子連れで来てて、子どもたちは本当に無邪気でキャッキャキャッキャしてて可愛くて、模様がある人ってどうしても怖い人だと思ってしまうけど、そのときだけは普通のパパなんだなあってなんだかほっこりしました。

そんな自由で平等なユートピアで僕は静かにサウナに入って瞑想状態になります。サウナ室に入ると熱波に耐えることだけに集中していて仕事のことなんか考えません。あと1分、あと秒耐えようと、自分との戦いです。

サウナ室を出ると、シャワーで汗を流してから水風呂に静かに入ります。そこでも何も考えません。頭の中は空白です。

その後はチェアーに座り、休憩です。いわゆる整いタイムです。そこでは頭の中がパーっと弾けたようなトランス状態なので、とにかく真っ白になります。

これを僕は3回繰り返すのですが、その時間だけは悩みも苦しみもなく、ただ自分が存在することを感じるという瞬間です。

今までの僕だったら、そんなことしても何も解決しないじゃん、その瞬間だけ良くたってまた来週から仕事が始まればこれまでと同じような苦しみや辛さが待っているだけ、と思っていたでしょう。

でも最近はちょっと考え方が変わってきました。人生は苦しいことのほうが多いんだから、ほんの束の間だけでもそれから離れる時間を大事にしようと思うようになりました。確かに何か問題を抱えていたとして、サウナに入ったところで何も事態は変わりません。けれど心に休息は必要です。現にサウナに入ったあとは、全てどうでもよくなるのです。気持ちがぼんやりしてきて、悩んでる気持ちがフッと軽くなるのを感じるのです。

もしかしたら例えは悪いかもしれませんが、お酒やギャンブルに近いものがあるかもしれません。あれらも多分脳から快感物質が出るといったたぐいだと思います。けれどサウナはコストもそれほどかからず、健康に良いことなので、同じように並べるのは違うでしょう。

こんな感じで僕は心を休める場所を再び見つけました。人生は辛く苦しいことばかりなのかもしれませんが、自分のご機嫌をとるのは自分しかいませんので、セルフコントロールして何とかこれからも苦難を乗り切っていこうと思います。


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