アルゼンチンの「便利への変化」と「私の苦しみ」

以前、便利なカード ”SUBE”の話をしたことがありますが。。。”SUBE"は交通機関で使えるプリペードカードで、バス、地下鉄、電車、このカード一枚持っていれば支払いOKです。。。というか、現金が使用不可で、この "SUBE" がなければ乗れないのです。だから忘れずにチャージをしなければなりませんが、チャージさえしてあれば、とても便利！　

それ以前は、バスはコインでしか支払えず、おまけにコイン不足だったのか、用意するのが結構大変でした。。。駅の近くでよく「モネダ〜、モネダ〜」(コインがあるよ〜）と叫んでいる人達がいました。。。懐かしい。。。今は全然聞こえませんね、あの人達はどこへ行ってしまったのでしょう。。。

”SUBE” は、駅やキオスコなどでチャージをしていました。しかし全てのキオスコでチャージ出来る訳ではなく、出来るお店を探すのも容易ではありませんでした。たまにチャージし忘れたのか、現金を渡され、一緒に払ってくれと頼まれることもありました。そんな時は、そんな事情が分かっているためか、皆さん親切に対応していましたね。
ある時から、キオスコではチャージ出来ないと言われ始め、街のあちらこちらに機械が設置されて来ました。今は、その機械やオンラインでチャージするのかな〜？

そして、このような変化のたびに、私は苦しむです。やっと慣れてきたと思ったら変わり、その度にまた、説明を聞いたり、調べたりしなければならないのです、スペイン語で。。。そして、アルゼンチンは変化するのがとても早いように思います。

パンデミアが始まった頃からか。。。”Mercado Pago”(メルカド・パゴ)という言葉がチラホラと聞こえてきて、買い物に行くと携帯電話で支払いをしている人がチラホラと。。。あれから2年半ほど、今は私も使っています。とても便利！
Mercado Pago のアプリを携帯電話にインストールして、チャージするか、銀行口座とリンクして使います。お店では、キャッシュレス！

当初は、使えるお店が限られていましたが、今では殆どのお店で使えるように思います。大型スーパーマーケットは勿論、お肉屋、八百屋、魚屋、パン屋。。。etc

また、ガス、水道、電気などの請求書にはバーコードがついているので、Mercado Pago のアプリを開いて、バーコードを読み込んで、チョチョイのチョイで、お家で支払い完了！

以前は”Pago facil”(パゴ・ファシル)や ”Rapi Pago”(ラピ・パゴ) という店舗に行って、支払わなければなリませんでした。この店舗たちもアルゼンチンで初めて発見したものでしたが、支払いをするお店です。請求書を持って行き、バーコードを読み込んでもらい、現金で支払います。銀行でも、郵便局でも、コンビニエンスストアでもありません。請求書が届くといつもここ。しかし、これらの店舗はいつも長蛇の列であまり好きではありませんでした。

今、その仕事を”Mercado Pago” が家でしてくれるのです！　
また、外出先の息子へ送金して、「ちょっと買い物してきて〜」なんて事も出来ちゃう！
この"Mercado Pago" は、ちょう便利！　チョウ便利‼︎　　超便利❣️

と感じていました、トラブルが起きるまでは。。。。。
この度、家賃を支払おうとしたら、アプリが開かない!!!
何故だろう？　アプリの問題か、携帯電話の問題なのか。。。
ネットで(スペイン語で) 調べ、その通り、いくらやってもダメだった。。。
他のアプリは動いている。。

じゃ、別の方法で。。。直接、銀行から送金しよう!
銀行のアプリを開き、チョチョチョイと。。。んー、出来ない。。。
またスペイン語で調べた。。Mercado Pago 経由でなければ、何か他の手続きが必要のようだ。。この銀行の専門用語がまたムズイ。。

試したけれど、またダメだった。おまけに「この説明で解決しましたか？」というアンケート 、「いいえ、別の原因だと思う。」を選んだら、「ありがとうございました。今後に役立てます。」と、。。。終わり？。。。で、どうすればいいの？？？

お問い合わせ番号がある。電話で直接聞く？
。。。ここは最初の応答は、全てが自動音声なのです、スペイン語で、そして早口。。。「もっと、ゆっくりお願いしましす。」は通用しないのです。。。萎える。。

銀行へ行って対面で説明してもらうためには、Turno(トゥルノ)と言って、ネットでの予約が必要。。見てみたら、3日後、そう今日は金曜日だった。。

2日間、携帯電話とネットとスペイン語と戦った。。。ふ〜出来た。。。良かった。。

ネイティブではない言葉で生きるのは容易なことではないのです。。。