joker

映画が好きです!!

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最近の記事

ブギーマンに捕まるな4

私はさきちゃんの友達になった。 さきちゃんは人気者だったから、私は休み時間はさきちゃんから離れていた。 みんなに取り囲まれているさきちゃんのちかくにいるのは怖かったからだ。 でも、班分けでもペアをつくる時でも、さきちゃんは真っ先に私を選んだし、帰りは絶対に一緒だった。 みんなはさきちゃんが優しいから、私の相手をしてやってるんだって言ってたし、私もそうかなって思った。 話せない私といて何が楽しいの? 私だってそう思った。 もっと楽しいことを話せる人のところへ・・・人はいく

    • サバハ~神はどこにいるのですか?

      Netflixの映画、サバハ観ました。 サバハ、娑婆訶と書くらしく、円満に叶うという意味らしいです。 O.K.ぐーくる。 面白かったです。 ジャンルとしてはホラーサスペンスになるのかな。 テンポもよかったし、結構恐怖感もありました。 うおっ!!! とずり落ちそうになったりしましたし。 ではネタバレしていくので、観てない人はここまでで。   私と同じ日に「それ」は生まれた。 「それ」を殺しておくべきだったと皆は言った。 「それ」は今も生きている・・・。 少女のナレー

      • オクジャ~愛することを諦めない

        ポンジュノ監督のオクジャ観ました。 これがね、マジでね、大泣きなんですわ。 めちゃくちゃ泣いた・・・。   ネタバレしますよ!! ストーリーはめちゃくちゃ単純。 食糧危機を救うためという名目である企業が巨大な豚をつくりだします。 そしてその子豚達を世界各国の伝統的な農業を営む農家に預けます。 そして、その中でいちばん素晴らしい豚を決めるというコンテストを10年後に開催する、と発表します。 韓国の山奥に住む少女ミジャは、オクジャと暮らしてました。 オクジャは本当に巨

        • ブギーマンに捕まるな 3

          家では無敵で傍若無人な少女だった私。 ワガママで無鉄砲。 興味の赴くままに動き続ける。 好奇心を止めることができないのだ。 気になることをずっと追い続ける。 それは通常の子供達のレベルではなかった。  日が暮れるまでアリの巣をみはるような、ボロボロになるまで百科辞典で植物の名前を調べ続けるような、母親のミシンをドライバーですべて解体するような。 電子レンジで何が爆発するのかをしらべるような 私に言うことをきかせられるのは、誰よりも優しい兄だけだった。 兄が宥めるように名前

        ブギーマンに捕まるな4

          ブギーマンに捕まるな2

          「言うこと聞かへん子はな●●に連れて行かれるんやで」 私がもっとおさないころ、たまに田舎からくる祖母はそう言って私を脅したものだった。 何に連れて行かれるのか、その名前を思い出すことが出来ない。 「言うことを聞くことが出来ない」子供だった私にはそれはあまりにも恐ろしすぎたからだとおもう。 私は今でも「そう」だが、幼い頃はもっと「そう」だった。 コミュニケーションに問題がある。 人が「言っていることがわからない」時があるのだ。 意味はわかるのだけど、意図がわからないというか

          ブギーマンに捕まるな2

          ブギーマンに捕まるな1

          この話はフィクションです。 そう、多分そういう意味では。 でもここで起こったようなことはフィクションじゃない。 そう、多分そういう意味では。 その日何故その公園に行ったのかはわからない。 覚えていない。 母親と弟といたから、何か用事の帰りだったのではないかと。 大きな公園で、家の近所にはないトンネルみたいな穴の開いた遊具や、クルクル回る球状のジャングルジムみたいな遊具(何年か後には危険だからと鎖で動物みたいにつながれ、動かなくされてしまう哀れな悲劇の遊具)があり、それを

          ブギーマンに捕まるな1

          ずっと待っていた~キャロル・オコンネル 「修道女の薔薇」

          ネタばれになるから、読んでない人は読まないで下さいね。 女刑事キャシーマロリーシリーズは、死ぬほど好きで繰り返し繰り返し読んでます。 その待ち焦がれていた新作。 いなくなっても気付かれにくい、それくらいの理由で選ばれ殺される人達。 しかも、それはプロによる犯行。 多額の金を使って、殺す理由もない人達を殺しているのは誰なのか? そして、たまたま犯行現場に居合わせていたために殺された修道女と、殺し屋に連れ去れることになった修道女の甥である少年。 殺し屋に監禁された少年は

          ずっと待っていた~キャロル・オコンネル 「修道女の薔薇」

          ミッドサマー 蜂になって生きる幸せ。

          ミッドサマー面白かった。 観てない人は読まないで下さいね。 私はミッドサマー、蜂になる幸せの映画だと思った。 蜂。 そう蜂です。 蜂って社会性昆虫なんですよね。 彼らは本当に集団の為に生きている。 役割がありそれを果たして行く。 女王蜂ですら真の意味では女王ではなく、子供を生む役割を果たしているだけ。 集団が一つの個体であるかのような蜂達の生き方は、美しさすら感じてしまうですよね。 主人公の女性が訪れることになった、あの村はそんな蜂達に似ていると思ったんですよ。

          ミッドサマー 蜂になって生きる幸せ。