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HSPとして生きていく覚悟。②

前回のHSPについての記事に対して、Twitterでたくさんのコメントをして頂きありがとうございました。

全てに返信をするのは大変だと思い、代わりにいいねを付けさせてもらうことにしています。
(コメントは全て読んで、励みにさせてもらっています。)

前回は「HSPの性質や特徴」「HSPの強み」についてお伝えしましたが、
今回はそれらを踏まえた上で、「HSPはどうすればもっと楽に生きられるのか」や「HSPにはどんな仕事が向いているのか」についてお話ししていきます。

この記事が、HSPで悩んでいる人たちにとって、HSPである自分を受け入れて前向きに生きていこうと思えるきっかけになれば幸いです。

前回の記事をまだ読んでいないという方は、こちらから読んでいただけると有難いです。


1、HSPとして生きていく覚悟を決める

HSPにとって、今の社会はとても生きづらいものだと思います。

その生きづらさを解消する為に、一番大切なことがあります。

それは、「HSPとして生きていく覚悟」を決めるということです。

「HSPとして生きていく覚悟」とは、HSPである自分をよく知って、それを受け入れて、その上で自分にとって快適な環境を自分の手で作り出していくという覚悟です。

うまく生きられない自分を責めたり、どうして周りの人はこんなにも自分の気持ちを分かってくれないのかと嘆いても無駄なのです。

自分が生きやすい環境は自分の手で作っていかなくてはいけません。
(厳しい言い方をして、ごめんなさい。)

周りの人の言う通りに生きたり、何となく流されるままに生きていると、ずっと我慢しながら、ずっと生きづらさを感じながら、生きることになってしまいます。

一度立ち止まって、自分の胸に聞いてみましょう。

「あなたはどうすれば幸せになれるの?」

2、HSPの抱える悩み

HSPが抱えることの多い悩みは、次のようなものです。

・人混みや大きな音が苦手で疲れてしまう
・小さな失敗をいつまでも引きずってしまう
・色んな感情を自分の中に溜め込んで苦しくなってしまう
・〜すべきという考えにとらわれてしまう
・同時に色んなことを頼まれるとパニックになってしまう
・誰かの言った何気ない一言や行動に大きく傷ついて、いつまでも忘れることが出来なくなってしまう
・イライラしている人や怒っている人がいると自分が責められているような気がして萎縮してしまう
・返信をする時に色んなことを考慮して何度も何度も打ち直すうちに結局返信が出来なくなってしまう
・長い間人といると気疲れしてしまう
・大勢の中では空気を読みすぎて何も発言出来なくなってしまう
・得られる情報量が多すぎてパンクしそうになってしまう
・うまく生きられない自分に対して自己嫌悪に陥ってしまう

あなたは何に悩んでいますか?

何となく生きづらいとか何となくしんどいではなくて、自分が何に悩んでいるのかを明確にすることはとても大切です。

そこから少しずつ、本当の自分について考えてみたり、対処法について考えていきましょう。

3、HSPが楽に生きるには

敏感すぎるがゆえに様々な悩みを抱えるHSPですが、どうすればもっと楽に生きることが出来るのでしょうか。

ここでは、楽に生きる為に大切な5つのことをお伝えします。

1、自分の出来ないことを知って受け入れる

まずは自分のことをよく知るということが大切です。

自分の強みは何なのか。
自分の弱みは何なのか。
自分の居心地の良い場所はどこなのか。
一緒にいて落ち着くのはどういう人なのか。
何をしている時に幸せを感じるのか。
これからどうなりたいのか。

自分の出来ることと出来ないことについても考えてみましょう。

その時に出来ないことがあっても、決して落ち込まないでください。

出来ないことがある代わりに出来ることもたくさんあるのです。

出来ない自分を認めて、許してあげることが出来れば、生きるのがずっと楽になるはずです。

2、周りの人に自分の出来ないことを話しておく

自分が出来ないことや苦手なことに関しては、周りの人に話しておくというのも一つの手です。

HSPであるということを全員に伝える必要はありませんが、自分の限界点をはっきりと伝えておいた方が、周りの人の理解を得やすいからです。

「ため息をつかれるとこっちまで気持ちが落ち込むから辞めて欲しい」

「同時に色んなことを頼まれるとパニックになるから辞めて欲しい」

「一人の時間も大切だから、ずっと一緒にはいられない」

「疲れやすいから休憩を多めに欲しい」

勇気を持って伝えてみましょう。

きっと、分かってくれます。

3、HSPの能力が発揮出来る活動をする

HSPは自分の能力を活かすことで、幸せに生きることが出来ます。

HSPが喜びや安心感を得やすい活動として次のようなものがあります。

・クリエイティブな作品を作る
・自然の中で過ごす
・動物と遊ぶ
・体に良いことをする
・人の役に立つ
・5感を喜ばせる
・深い話をする
・文章を書く
・音楽を聴く
・お風呂にゆっくり入る

ありのままの自分でいられる時間を作るというのが、とても大切です。

4、気持ちを吐き出す習慣をつける

HSPは、場の空気を読んで自分の気持ちを隠してしまうことが多いです。

その為、色んな感情が自分の中に溜まって苦しくなったり、本当の自分の気持ちが分からなくなってしまうのです。

そうならない為にも、自分の気持ちを吐き出す習慣をつけることが大切です。

心を許せる友達や家族に話すのでも、日記をつけるのでも、独り言を言うのでも、インターネットで発信するのでも、何でもいいです。

自分が考えていることや気持ちを定期的に吐き出して、楽になりましょう。

「あの時自分はどう感じていたのか」「本当はどうしたかったのか」
自分自身に聞いてあげましょう。

5、自分を大切にする

HSPは、上手く生きられない自分を責めて自己嫌悪に陥ってしまうことが多いです。

しかし、どんな時だって、自分の一番の味方になれるのは自分自身だということを忘れないでください。

どんなに小さいことでもいいから、毎日自分で自分を褒めてあげてください。

自分の出来ることに目を向けてあげてください。

生きているだけでも、十分偉いのです。

4、HSPに向いている仕事

ここでは、HSPに向いているとされる仕事を紹介します。

1、人の身体や心を癒す仕事
整体師・マッサージ師・鍼灸師・エステティシャン・美容師・カウンセラー・セラピストなど
2、人の人生に深く関わる仕事
医師・看護師・介護士・保育士・教師・コンサルタントなど
3、自然や動物と関わる仕事
動物園の職員・水族館の職員・トリマー・動物トレーナー・ペットショップの店員・花屋の店員・ガーデンデザイナー・フラワーコーディネイター・農業など
4、クリエイティブな仕事
作家・作詞家・作曲家・美術家・音楽演奏家・漫画家・イラストレーター・カメラマン・メークアップアーティスト・スタイリスト・タレント・デザイナー・ブロガー・youtuberなど
5、IT ・Web系の仕事
プログラマー・エンジニア・・ウェブデザイナー・データ入力・アナリスト・ソフトウェア開発など
6、人との関わりが少ないか自分のペースで出来る仕事
家事代行・新聞配達・清掃員・倉庫作業・警備員・ドライバー・職人・フリーランスなど

このようにHSPに向いている仕事はたくさんあります。

もちろん、ここに書かれていないものでもあなたに合う仕事がきっとあるでしょう。

HSPにとっては特に、職場の環境はとても大事です。

合わない仕事を我慢して続けるよりも、自分がワクワク出来る仕事を探した方が長く続けることが出来るし、高い能力を発揮することが出来ます。

5、HSPの素晴らしさ

何度でも言いますが、HSPはあなたの個性であり、才能です。

HSPだからこそ出来ることがたくさんあります。

感受性が豊かだからこそ、芸術や映画、音楽など日常生活で様々なものに深く感動することが出来ます。

共感力が高いからこそ、人の気持ちに寄り添ったり、相手の立場に立ってアドバイスすることが出来ます。

物事を深く考えることが出来るからこそ、深い会話をしたり、深い関係を築くことが出来ます。

仕事が丁寧だからこそ、小さいミスにも気づいて、周りからの信頼を得ることが出来ます。

想像力が豊かだからこそ、クリエイティブな作品を作り出せるし、一人の時間を楽しむことが出来ます。

これまで、「欠陥があるのかもしれない」「間違っているのかもしれない」と悩んでいた人も、これからは長所に目を向けるようにしてください。

HSPは素晴らしい才能です。

余談ですが、HSPは、若いうちは抑圧されて生きることが多いため、大器晩成が多いそうです。

これからが、とっても楽しみですね!

いつか、あなたが「HSPで良かった」と思える日が来ることを願っています。

6、終わりに

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。

この記事で一番言いたかったのは、「HSPとしての自分を受け入れ、その強みを活かしながら前向きに生きてもらいたい」いうことです。

僕は、自分がHSPなんだと知ってから生きるのが大分楽になりました。

それは、自分が人よりも繊細な部分については出来るだけ刺激を与えないようにして生きていこうという決心が出来たし、HSPだからこそ出来ることがたくさんあると気づけたからです。

ポイントは、「自分のことをよく知って、その上で輝ける場所を見つけ出し、そして敏感すぎる自分を大切にしてあげる」ということです。

あなたなら、絶対にやれます。

僕はここから、応援しています。

『変わりたいと強く思った瞬間から、世界は少しずつ変化していく』

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それでは、また次の記事でお会いしましょう。


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