「さてと、これは終わったことだしこれから一体どうしたらいいんだっていう話だ」忍座は周辺の有様を眺めた。たくさんの家はつぶれ、もしかするとその中に巻き込まれた人たちもいるかもしれない。「まあ、とりあえず助けることができる分は助けるしかないってことか」忍座はため息をつき、ぶっ壊れた町へと進んでいった。
「!」少し遅れてきた金木と忍差はその風景にアッとされた。巨大なロボとが倒れていて、町はほぼボロボロだった。いったいどうやってロボットが倒れているのかは予測できなかった。「いったい何が…」忍差は目の前の風景が信じれなかった。金木はその中へと入ってった。誰かを助けることができるかと思い。
シーン… 誰一人の声もしなかった。知はの凝っていたが、死体、いや、あり1匹もいなかった。「なぜだ…」誰一人、そこにはいなかった。ただ風が吹き、建物が倒れる音しかない。「いったい誰がこんなことを…」金木が言っているのはこの場をここまで荒らしたものではない。いったい誰がここにいるすべての人を助けたのかということが疑問に思っていたのだった。
ちょうどそこへある人物が来た。「お前たちも来ていたのか、あそこまでここに来るなと言っておいたのに」忍座先生がその場へ来た。「忍座先生ですね、ここにいる人たちをすべて助けたのは」だが、忍座先生は首を振った。「僕は半分ほどしか助けることができなかった。ほかの半分は…すでに息を引き取ってしまった」彼は悔しそうに歯を噛みしめた。
「しかし…誰一人見当たりません」金木はつぶれた街を見た。「は?」忍座先生は信じられないというような顔でその風景を見た。「まじかよ…」忍座先生は目を丸くしていた。「僕はほぼ残したはずじゃ…」どうやらこの半分は彼が手を下していないということだ。「この波は…」彼はある人物を目にした。「お前か、不思議探偵、府氏橋」彼はつぶれた建物の向こうから出てきた人物を察知していった。「よくわかったじゃねえか」そこには府氏橋がいた。「お前がここにいたすべての死体と生体を回収したのか?」彼はうなずいた。「ここは僕の生まれ、育った街だ。ここにいる市民を助けるのは当たり前だ」彼はそうつぶやくと、何かに話しかけた。
「それでは頼んだ」彼は忍座先生は首をかしげた。「いったい誰と話していたんだ?」「僕の友達さ、ちょっとした、ね」彼は後ろを見た。「まあその話は言い、助けてくれるのはありがたいことだ。礼を言う」忍座先生は頭を下げた。「頭を上げてくれ、そこまでのことじゃない。この町へ感謝の気持ちを渡したいだけだ」彼はボロボロになった街を見た。「それじゃあ、この町をもとの姿へと戻すよ、まるで何も起きなかったかのように」しのざは目を丸くした。「そんなことができるのか?」府氏橋はうなずいた。「ああ、できるとも。そのためには君たちの力も必要だ。いいかな」もちろん3人はうなずいた。「それじゃあまずはあのロボットをどけようか、あれは結構邪魔だからね。しかもあれ、あと少しで爆発を起こすよ、半径1キロほどの」忍差先生は目を丸くした。「あとどのぐらいで?」府氏橋は少し考え、腕時計を見てから答えを出した。
「あと約8分ほどだ」
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