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普通に生きたい僕であった(2)

一個前の小説

学校開始

それから20分後...
40人そろい、チャイムが鳴った。
キーンコーンカーンコーン...
そして先生が入ってきた。
「起立。」
「例。」
「おはようございます。」
「着席。」
そして、全員着関した後、僕はテレパシーを使ってみんなの先生に対しての考えていることを読み取った。すると、
「ふつう」「ふつう」「あーラーメン食べてー」「ふつう」「ふつう」「ふつう」「ふつう」「ふつう」「ふつう」「ふつう」「ふつう」
「クックック、彼からは悪魔のオーラが感じれるぞ」「誰?」「かっこいいけど見たことないな。」「新教師かな?」
というかんじだった。あと4個目の奴は多分安保木で、6個目の奴は、中二病の仲荷 美容(ちゅうに びよう)だ。
席は前から2番目の左から5番目だ。
クラスの席:
寝□□□□□□雲
□□真□□□□栄
□□□□派プ□□
□□仲□新古図
安心健□□□井市
でも僕からしたら仲荷さんが言ってることは全く違う。なぜかというと例えば、
「私の名前は忠野 出須(ただの せす)。みんなと仲良くしていきたいと思いまーす。」と言ってるときに思ってることは、
「こんな感じでいいのかな?」という感じ。とても普通な先生だ。
このクラスには、僕を入れたとしたら、3人普通な人がいる。
「みんな僕のことを知らないでしょう。僕はこの学校ではこのクラスが初めてというわけです。
それでは質問からお願いします。」というと、バッとたくさんの手が上がった。
なんか嫌な予感しかしないんだけど...。
「それじゃあ、え~っと~...古見さん...古見君?まあ古見さん。」と先生は頭を狂わせた。
ハハハ...先生まで分からないんだ。
「彼女とかいますか?今何歳ですか?好きな食べ物は何ですか?好きな動物は何ですか?好きなビデオゲームは何ですか?今までで行った学校では何年を担当していたんですか?今までで一番好きな学校のクラスはどこですか?先生の好きな教科は何ですか?もしも1日何でもできるなら何をしますか?好きな女の人はいますか?生きるなら何歳まで生きたいですか?先生の好きな有名人は誰ですか?先生には子供はいますか?」と聞くと、「まあ質問はやっぱり後にしておこう。」と先生は言った。「普通にスルーした!」床のクラスのほとんどが言った。
そして、僕は後ろを向いてみると、ガーン...「僕の質問、スルーされたよ...」と古見がとてもショックに口はUからへの字になっていて、心がこっぱみじんにされたような感じになっていた。よっぽどこの質問たちの答えを知りたかったのだろう。
「今日で、5年2組の1日目だけど、新しい転校生を紹介するよ。出てきな。市川 一見。」と先生は言った。
え!?彼女って今年にこの学校に来たの!?だから僕の『記憶府消滅』の力の中にもなかったってわけか。
記憶府消滅とは、どんな記憶でもそのフォルダーに入れると一生死ぬまで忘れることがなくなる能力だ。
「市川さんは東京の東方面から来たらしい。まあ自己紹介しな。」
「...」彼女は何も言わなかった。
すると、彼女はチョークをとって、黒板にこう書いた。
“私の名前は市川 真名一見。
先生がおっしゃったとおり私は東京の東方面から来ました。
これからよろしくお願いします。”と市川さんが書き終わると、
「こちらこそよろしくお願いします!!!」とみんなが言った。
わ! と僕は思ったが、市川さんが一番驚いているようだった。
「ねえ、市川さんって、何回ぐらい転向したことがあるの?他には友達はいた?どうして転校してきたの?
親の仕事の関係?」と古見。
ガタガタガタ... と市川さんは質問の多さに震えていた。
「それでは質問をしましょう。古見さん以外から何か聞いてください。」と先生。
ハハハ...古見、完全に質問コーナーの立ち入り禁止にされてる。
古見は完全に苦しんでる。
この人が考えていることは、「この2人は僕が苦手なタイプだ...」と力なく、苦しみながら頭の中に言っていた。
古見にも苦手な人いるんだな~ と僕は不思議に思った。
「それじゃあ新説くん。」
新説 海田(しんせつ かいた)。背は低く、目は茶色。髪は黒茶色。とてもやさしくて、怒るところを見るのは
とてもレアだ。
席は一番前の左から4番目。
クラスの席:
寝□□□□□□雲
□□真□□□□栄
□□□□派プ□□
□□仲□新古図
安心健□新□井市
「はい。あなたはこの学校のことで質問したいことはありますか?」と、新説。
“はい。あります。”と、市川さんが書いた。
「それは何ですか?」と新説が質問すると、
“それは”と書くと、市川さんは手を止めました。
そしてその下に、震える手でゆっくりと“給食の事です。”と、書いた。
“変ですよね”と書くと、「そんなに変ですか?」と新陽が質問をしているように言った。
「べつにちょっと変わったことを聞いて変なのですか?別に変じゃないとと僕は思っていますよ。」と新陽。
まあどうせテレパシーで中を見ても全くおんなじことを言ってるだろうな~。
“そうなのですか?”と市川さん。
「はい。」と新陽と、新説が真面目な顔で同時に行った。
「それと給食の何が気になるのですか?」と新陽が質問した。
“はい。給食はいつも普通なのですか?”
「水曜日だけは自分の持ってくるお弁当を持ってきます。そのほかの時間は普通です。」
“なるほど。よくわかりました。ありがとうございます。”と、市川さんは安心したように黒板に書いた。
「他にはありますか?」と先生が全員に聞いた。
「はい」と僕が手を上げた。
「井辺名くん。」と先生が僕を当てた。
「この学校での目標などはありますか?」と僕は試しに聞いてみた。
“とくにはありません。”と、彼女は黒板にゆっくりと書いていた。
しかし僕は分かっていた。市川さんが嘘をついていたことを。彼女は実は目標を持っているのだ。しかも、どちらかというと、
正直者で、嘘をかくのがとてつもなく怖いのだろう。まあ怖がっていることは超能力を使わなくても丸見えだ。
何故かというと、書いている手がめちゃくちゃふるえてるし!本当の目標を探り出そうと思ったけど、やっぱりやめた。
みんな‛プライバシイ’というものがあるからだ。
そして、質問が僕と、新説で終わった。
「それじゃあ、まずは10分間自分の班と話しましょう。」と先生。
班:
$$$$^^^^
$$$$^^^^
$$++##^^
++++####
++++####
タイマーがスタートして、話し合いが始まった。
“ねえ、古見さんってすごいですね。とてもたくさん話せて。”と市川さんは意外なことを彼女が持っているノートに書いた。
「へ?なんでそう思うの?」と僕は頭を狂わせて聞いた。
“私は話すのが苦手だから。”と書いた。
ん? と僕は疑問に思ったことがあった。
市川さんの顔が赤くなっていた。
僕が考えてみると まあ無理もないか。 と思った。
何故かというと、話せなかったら色々言われそうだし。
「ねえ市川さんって好きな人って前の学校でいた?」と公木さんが言った。
彼女の名前は公木 金手(きみぎ かなで)。背は低く、髪は茶色く長い。大体約50cmだ。目は焦げ茶色だ。
そして少し変人だ。僕はとてつもなく苦手な人だ。
席は前から2番目の一番左だ。とてもいてほしくない席だった。まあしょうがないか。別に席を変えることはたやすいが、
できるだけそういう超能力は使いたくないからな。
寝□□□□□□雲
□□真□□□□栄
□□□□派プ□図
□□仲□新古公
安心健□新□井市
“え???”と市川さんは突然聞かれた質問に対応できずに驚いた。
「前の学校で好きな人はいたかと聞いているの」と公木さん。
“いいえ。”と、やかんが沸騰しているように、真っ赤になっていて、今にも湯気が出そうな顔にになりながら書いた。
「へー。本当はいたんだー。」と公木さんがにやにやと怪しげに言った。
「いや、本当に市川さんには好きな人はいなかったよ。」と僕は言った。
それからあることに築いた僕は、少し赤くなりながら「多分...」と言った。
「どうしてわかるの?」と公木さん。
「彼女が嘘をついているとでも言うってこと?」と僕は言った。
「ウ...」と公木さんは負を認めた。
まあいつ争いが始まったのかはほっといたとして、嘘をついていることが僕の超能力で分かったとかなんか言えないだろう。
「それじゃあ市川さん、前の学校ではどういう風に過ごしていたのですか?」と、僕。
“前の学校ではひっそりと過ごしていました。”と、市川さん。
まあ確かにこういうタイプの人って、ほかの人とかかわることが苦手だから、友達関係の人を作るのってとてつもなく
大変だよね。
「そういえば古見はどうした?」と古見を見てみると、ガーン と暗闇の中にいるようにまだ絶望的になっていた。
「そろそろ気を取り直そうよ」と僕。
しかし、古見からの返事は、「うん...」という力のない言葉だった。
こんなに何も話さないところは会ってから一度も見たことがないかったのに。 と僕はとても不思議に思った。
“どうしたの?”と市川さんが聞いた。
「いや.. 何でもないよ。…ちょっと保健室に行ってくる。」と古見はよろよろと入り口を出て、どこかへ行ってしまった。
“何かで悲しませてしまいました?”と市川さんは目がちょっと泣き目になりながら聞かれた。
「い、いや、大丈夫ですよ。 ...多分...」と僕はなだめた。
“ありがとう。”と彼女は言った。
「あのっ、えーっと... その... 友...達...に...なら...ない?」と僕はなぜか言った。
“え?”と、市川さんが驚いた。
「え...っと、ただ何か一人ぼっちで辛そうだなと思っただけで、いやなら嫌でいいよ。」と真っ赤くなりながら僕は言った。
何お言ってるんだ僕。僕みたいなただの普通な人とこんな美人?...が友達になれるわけがないじゃないか。
“よろしくお願いします。”と、ノートブックで顔を半分隠しながら、彼女は見せた。
「え...あ...はい。」と僕は驚きながら言った。
「市川さんにとってのこの学校での友達一人目か...」と僕はつぶやいた。
「そういえば市川さんって前の学校で友達はいたのでくか?」と僕は話すことが無く聞いてみると市川さんは、
“いいえ。先ほど言ったようにいつも一人ぼっちでいましたので。”と書いた。
もちろん答えなら簡単にわかるけど、一応聞いておかないと何かが起こったら困るからね。そのほかには
今考えていることしか僕のテレパシーは効かないからねー。
「それじゃあ休日はいつも何をしてるのですか?」と僕は聞いた。
“いつもだらだらと家で過ごしています。”と、彼女は答えた。
するとそこへ、「あれー、高次くーん。顔赤いよー?」と誰かさんが大声を出しながら割り込んできた。
「お前、さっきまでのだらだらはどこ行ったんだよ。」と僕は言った。
そこにいたのは古見。
“体調大丈夫ですか?”と聞くと、「うん。まあ僕は保健室ですごく休んだからねー」と古見は言った。
嘘つけ。廊下のベンチで横たわってたくせに。 と僕は頭の中で文句をつぶやいた。
「ねえ。」と古見が言いかけた時、「ピピピー」と10分タイマーが鳴った。

続き…


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