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百不思議の小学校‐化け狸2

「それは違う」一番反対側にいる人が口をはさんだ。
「あの林がもしも呪われているとしたら今まではなぜ呪われなかったのか、あの林が呪われていたのではない。あの狸が呪い自身だったのだ。その名も化け狸、人をたぶらかしたりする妖界だ。そして君はその他抜きが住んでいたばあしょに何かをしたのだろう。思い出してみろ、さっき言った『どこかで見たことがあった』という場所を」僕は目をつぶり、真剣に考えた。
「あ!」僕はいったいどこで見たのかを思い出した。「路地の奥だ、あそこで確か…ごみを捨てたかも…」僕はその次にいうことは知っていた。
「ということは君がボミを捨てたことに怒りを抱き、君を呪ったのだろう。今すぐにそこからごみを拾いなさい、さもないとこれからも一生呪われることになる」僕は慌てて走っていこうとしたときに思い出した。
「他にもあったことを思い出した。道に迷ったんだ。まるで一生終わらないような路地だったよ、これも化け狸の仕業なのかな」そう聞き、反対側に座っていた人はほかの人に向いた。何も言わずに他は立ち上がり、消えた。跡形もなく。
僕は質問する暇もなかった。彼が答えたからだ。「そいつは化け狸じゃない。あの化け狸は自然しか操れないはずだ。これはあいつがやったに違いない。君たちが言うにはゴーストというグループだ」彼はそういうとその場から消えた。男なのかも女なのかもわからなかったが、いったいどこに行ったのかもわからなかった。
僕はとりあえず、その場から消えることを心で願い、ここに入ったより前の場所に戻った。「とりあえず…」僕は狸の像があった場所へと向かった。だが、路地に入るとまた無限のループに入ってしまった。いつものように気が付くと戻ることは知っていたが、今回は時間がなかった。
「待てよ…ここって路地なのは路地だよね、ってことは…」僕は塀の上へ上った。「これってまさか…」僕は目を疑った。その場所はいつもの場所だった。無限に続くはずの路地が嘘のようだ。「まさかあれはすべて厳格?」僕は目を疑い、こすってもう一度見たが結果は全く駆らなかった。僕は塀の上で進み続けると、周りがだんだんとおかしくなってきた。椅子が空に浮いていたり家がなくなっていたり、もう様々だ。しかし、僕は塀の上を走り続けた。「見つけた!」塀の上を走っているとあの狸の場所へ来ることができた。「よいしょっと、」僕はその場から降りて捨てた紙くずを拾い上げた。「あとは待つだけだけど…」僕はそこの壁にもたれかかった。「どのぐらい舞ったらいいのかはわからないな」僕はそのままもたれかかっていると眠りに落ちてしまった。
「寝たか」僕が寝ている間に近くで声がした。「それでは始めるぞ、彼に見られては困る」2人はそういってから消えた。

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