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共同マガジン〜小説家達!

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小説限定を出してください。これはみんながこのマガジンで楽しんで小説を見れるために作りました。ルールは簡単です。みんなが嫌がることは絶対にしないでください。それだけです。たくさんの…
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みんなが小説好きになるための共同マガジン!参加方法

こんにちは。これは小説を『書く』『読む』ということを楽しんでもらうために作った共同マガジンです。参加してくれると嬉しい! 📗共同マガジン初めにしてほしいことマガジンに行き、自分にあっているかを確認してください。(まだ何も投稿されていない可能性があります(ーー)) もしも誰かルールを破っているかを見てくれると助かります。 なぜこの共同マガジンを始めたのか簡単に言うと自分が人の小説を読みたいというのが10%ほどの理由をとっています。ですが、ほかの人にも小説を読む楽しさ、書く

爪〜つめ〜|#短篇小説

 これがすべて実話と言うつもりはない。実話ではないが、名前は伏せておく、という形にしたい。  仮に「獅子尾さん」としよう。彼はライオンのような長髪気味の髪型で、顔は【あしたのジョー】の丹下段平みたいだった。いつもノーネクタイで、黒っぽいスーツのような服装だった。  50代から、60代前半、といったところだろうか。  私は当時、ハローワークで職業相談員としてカウンターに座っていた。  求職者の並ぶ席をぐるっとコの字に囲んで相談窓口のカウンターがあり、全体で毎日100人以

水槽の彼女〜カバー小説【11】|#しめじ様

この小説は、しめじ様のnoteからインスパイアされてカバー小説にさせて頂きました。 もとのお話はこちら。 元のしめじ様のお話 +【1】〜【10】まで収録。 ↓ ↓ ↓ 川べりの散歩に出て以来、優愛のメンタルの調子はあまり良くなかった。 家で珈琲を飲みながら、動きを止めてずっと一点を見つめていたり。 料理はどちらかというと愉しんでするほうだったのに、 「何もメニューが浮かばない」 と言って、弁当屋の、出来合いの弁当を買ってきたり。 ある晩、僕がコンビニエンススト

トゲトゲ|#小さなお話

むかしむかし。 川の近くの、暗くて静かな森に、 ひとつのソウルボールが生まれた。 朝から夜まで、 まっくらな森にたったひとつきり。 ソウルボールは、こわくて 泣いてばかりだった。 おまけに、冬になった。 川やモミの木はこおりつき、 ソウルボールは寒さに ふるえあがった。 「ここから飛び出さなきゃ」 ソウルボールは勇気をふりしぼって 森から出た。 森の外は、 広くて草がいっぱい生えてたみたい。 今はいちめんの枯れ草の丘だった。 ソウルボールは草

気になる後輩〜He Is Knight〈Ⅱ〉【スピンオフ】|#短篇小説

この小説は、以下の短篇小説の続き【スピンオフ】です。 過去の3話分のお話をすべて収録。 ↓ ↓ ↓ 気になる後輩〜He Is Knight〈Ⅱ〉 ようやく展示会が始まった。 ひとつのブランドに40人近い営業部担当が在籍する。その一人ひとりに、50件足らずのブティックが割り振られていた。 2週間の会期に、ブティックの店長、店舗によっては副店長やスタッフが、顧客として来社する。 型数は100型くらい用意されていて、その中から必要なものだけ受注するシステムとなる。営業

絵梨花の魔法〜手書きの名刺|#短篇小説

この短編小説は、以下のnoteの続きとなります(1話〜4話) よろしければご高覧下さい! ↓ ↓ ↓ 🍁絵梨花の魔法〜手書きの名刺🍁 ヘアサロンを出てから、和美と絵梨花は青山の街を出、代官山まで休みなく移動した。 有名カメラマンの助手として多忙な絵梨花は、休みの取れたその日のうちに、ホストクラブ【Over Night】に和美を連れて行きたがった。 「・・・あのさ、これから撮影の前によく行く、ヴィンテージ・ブティックへ連れて行くわ」 「ヴィンテージ?」電車の中で、

煙草と記憶と信号|#シロクマ文芸部

小牧幸助様のnoteを拝読。 ↓ ↓ ↓ 小牧様の企画参加にあたって、前々からずっと気になっていた【54字の小説】で取り組みたいと存じます。 【20字小説】に続き、新しい挑戦です😊 煙草と記憶と信号 懐かしい煙草の香りが漂い、街角で振り返った。 貴方がこの街に居るはずもないのに。 信号は赤、間もなく青に変わる。 #シロクマ文芸部 小牧幸助様、拙作ですがご査収よろしくお願いいたします。 お読み頂き有難うございました!! スキ、フォロー、コメント、シェアなど

魔女の住処へ|#ふぉれすとどわあふ

ふぉれすとどわあふ企画、歩行者bさんのお話の続きで進めたいと存じます。 ↓ ↓ ↓ 魔女の住処へ〜 ふぉれすとどわあふ ドアのベルが鳴って、クマさんと旅人が入ってきた。 「ダークフォレストに行くぞ」 少し緊張した声で、クマさんが宣言した。ミユは目を大きく開き、ケイはしっぽをぴんと立てた。 「・・・私も連れてって!」 ケイは黒い毛を光らせて、珍しくよく通る声を上げた。 「今ミユさんから聞いたの。 “薬草の書はここにある”って。でも、昔から今まで見えないんだって

🪞クロサキナオ様のシェア✨🪞 noteの偉大な先輩クロサキナオ様より、拙記事「鏡の国のアリス〜手書きの名刺」をシェアして頂きました😊🫶 誠に有難うございます!! ホストとの恋物語、短篇小説です🤍 https://note.com/kurosakina0/n/nd7bbf413e93f

鏡の中のアリス〜手書きの名刺|#短篇小説

この短篇小説は、以下のnoteの続きになります。 よろしければご高覧下さい。 ↓ ↓ ↓ 🌹鏡の中のアリス〜手書きの名刺🌹 絵梨花とランチで会ったその週末、和美は本当に彼女にプロデュースされることになった。 絵梨花は撮影の際、モデルに服を選んで着せたり、イメージする写真に合わせたメイクを施したりすることがあるらしい。覚悟をした和美は、すべて絵梨花に任せることにした。 ・・・正直、冒険出来ない自分をいちど変えてみたい、という意識が無いでもなかった。 「あのさ、先ず

風の旅人の魔法|#ふぉれすとどわあふ

Kei様のnoteからつなげる形で、#ふぉれすとどわあふの物語を紡ぎたいと存じます😌 ↓ ↓ ↓ ―――mneaaw!! ケイは鳴いた、 すると やさしげなメロン色の瞳をした お母さん猫が、頭をもたげて ケイをみた。 横になった お母さん猫の おなかのところには、 赤ちゃん猫が3びき 前あしで踏みふみしながら ミルクを飲んでいた。 ―――neeaw? ―――meeo,meaao・・・! ケイは思いっきり甘えた声を出した。 空からパラシュートのう

Good-Bye September〜風街へ連れてって|#短篇小説

この短篇小説は、こちらのお話と繋がっております。 よろしければご高覧下さいませ。(過去作すべて読めます) ↓ ↓ ↓ Good-Bye September 〜風街に連れてって(最終話) 奈良からの帰り道の車中は、最悪の雰囲気だった。僕の独占欲が強過ぎることは充分分かっていた。 深瀬と別れている期間、彼女が誰と何をしていようと、口を挟むことじゃない。僕にその間何も無かったのは多忙だったからで、別に彼女に遠慮した訳じゃない。 それでも、もし終わった何かがあったとして、

【性格新聞】やってみた♪|#AI性格診断

U様のnoteを拝読。 ↓ ↓ ↓ お読みして、面白そうだったので私も挑戦してみました😊🥀 🌹1.BRILLIANT_S性格新聞🌹 こういうのは光栄で嬉しかったのですが・・・ ・・・いや、待った!!🙅⛔ 確かに頭はバグっていますが、 そして大体当たっていますが、 お化粧に長時間はかかりませんから!! 🌹2.BRILLIANT_S恋愛新聞🌹 ・・・いやいや、これもちょっと待った!!🆖 感受性が鈍っているのは聞き捨てなりません😌 恋愛って、「飽きるもの」ではな

Momotaro ロマンス〜昇華〜|#白4企画より

白鉛筆様のnoteを拝読。 ↓ ↓ ↓ 8月24日を過ぎて、最早企画の参加作品ではなくなってきていますが😌 自分の中で話が膨らんでしまいましたので、続きを創作させて頂きます。 🌿今までのお話🌿 2話あります。 Momotaro ロマンス 〜昇華〜 彼は「悪い上司を懲らしめる」と言ったが、そのとき浮かんだのは総務の杉崎課長だった。 とにかく何故か私を目の敵にしている。帰る間際になって大量の事務作業をするよう指示したり、細かすぎるチェックでやり直しを命じたり。 そ