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共同マガジン〜小説家達!

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小説限定を出してください。これはみんながこのマガジンで楽しんで小説を見れるために作りました。ルールは簡単です。みんなが嫌がることは絶対にしないでください。それだけです。たくさんの…
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2024年4月の記事一覧

「なりすまし」撲滅宣言!|#宣言隊

ふくふく様のnoteを拝読。 ↓ ↓ ↓ 我慢が切れてしまったので・・・ 宣言させて頂きます。 この5月以降、 BRILLIANT_Sの 「なりすまし」が 跳梁跋扈しない様、 徹底的にリサーチして 運営局に通報する処置を とることを誓います!! 《これまでの事例》 知る限り2件あります。 おそらく、 誰かがアカウントをなりすまして、 偽のメールアドレスで送信したと 思われます。 《noter様へお願い》 もし、BRILLIANT_Sから、 「クリエイ

普通に生きたい僕であった(60)

「おおッ!」僕は今、空中に飛んでいる。いったいどうやっているのかはわからない。だが、飛んでいるのは事実だ。「今、どうやって飛んだ?」僕はわからなかった。感覚的にだろうか、それとも… 急に頭痛が頭に来た。地面に落ちる。頭痛は止まらない。痛い。痛みしか感じ取れない。頭を抱えてうなった。急に風がこの部屋を覆いこんだ。止め方がわからない。頭痛もまだ続いている。考えることができない。考えれない。物が飛ぶ、物が壊れる。 「止まって!」部屋が静かになった。風は止まり、物が地面に落ちた。「あ

トラネキサム酸笑顔|#毎週ショートショート

たらはかに様のnoteを拝読。 ↓ ↓ ↓ #毎週ショートショートに参加いたします😌🥀 トラネキサム酸笑顔 僕は、ある時から、職場の後輩が気になり始めた。 彼女はネイビーの制服を着て、朝早くから自分のデスクの拭き掃除をし、卓上カレンダーやパソコンの位置を整えて、仕事につく体勢を取っていた。 上司の声掛けにはいつも口角を上げ、はきはきと返答する。コピー取りでも何でも、嫌な顔ひとつ見せないのだ。 「・・今どき、こんな娘がいるんだ」と感心したのが恋心の始まりだった。

私+君ー????

「僕のこと、どう思ってる?」君はまともな顔で聞いてきた。「え???」思ったよりも大きな声が出てきて顔を真っ赤にして顔を伏せた。目は渦巻きを書いていて完全に恥ずかしかった。カフェでこんな大声を出していいのかと思ったほどだ。「それで、答えは?」君は全く気にしていないようだ。「ウぅ~ッ」私は頭を抱えたままそっぽを向いた。こんな真っ赤な顔を見せるわけには行けない… ちょうどその時、窓の向こう側に一人の少年が見えた。電信柱にもたれかかって本を読んでいた。私が少し気になっている人だ。とて

無名小説スライム編(18)

「助けてー!」俺は数百匹のアングリーバッドに追われていた。「ねえ神、捕食者以外に何かない?」神は俺が聞いてから数秒後に答えた。『アングリーバットから習得したスキル、仲間音波があります。これを使えばバット類には仲間だと思われます』俺はそれを使おうかと思ったがあることに気がついた。「それじゃあアングリーバッド達が返っていっちゃうじゃんか!」その方法はだめだ。帰られては困る。どうにか全員を捕まえる方法を考えなければ… その時にいい方法を考えた。俺は形を変え、蝙蝠のような羽を俺の後ろ

誕生花💐4月26日〜27日|#ベリーショートエッセイ

 💐誕生花 まとめ💐 4月26日 4月26日の誕生花は「ヤグルマギク(矢車菊)」。 「ヤグルマギク(矢車菊)」の花言葉は「優雅」「繊細」。 人生において一度も つまずかない人間というのは いない。 大きくつまずく場合もあれば、 小さくつまずくときもある。 つまずきの数だけ 人間は大人になれるし、 やさしくもなれる。 と弘兼憲史は言った。 かなしい記憶を 何度も 乗り越えた顔には、 得も言われぬ味わいがある。 “人望”は、 その味わいのなかに 宿るも

百不思議の小学校‐Zombie Apocalypse(7)

とりあえず岩をよじ登り続けた。岩を上るほど賢くはないだろう。だが、登っているときに思った。登ってからはどうする?別にそのままさまようこともできるがどこからゾンビが現れるのかもわからない。少しリスクが高すぎる。その考えを考え直した。今度考えたことは簡単だ。壁を伝ってできるだけ遠くに逃げる。だが、これも危ない。やはり初めの考えでぞこうする必要があった。なのでよじ登ってみた。慎重に。だが、そこには何もいなかった。ゾンビもいないしあるとしても死んだ木や土だけだった。 もうどこを見ても

拾った女の子は常識知らず‐運動会の2日前

運動会から2日前、久米の中でもらったピースは机のタンスに入ったままだ。あれからずっと夢を見ていなかった。覚えている限りでは。 運動会に向けて皆は準備をしていた。クラスはまず誰がどの協議に出るかを決めていた。毎年運動会では2つ協議を決めないといけない。だが、リレーだけは全員参加だ。なので3つの協議になる。 まずは玉入れだ。これには明らかに体育が苦手な人が手を挙げた。 その次は大玉転がしだった。これには楽しいことをしたい!という明るい人たちが手を挙げた。僕がしたいのは100メート

全実力学校(2)

初めの授業は体育、今回は公邸ですることになった。だが、今年初めの授業だったので全く体育的なものはしなかった。 「あたしの名前は那波根葉名、よろしく頼む」名前からすればとてもやさしそうな人だが、この先生も厳しかった。青いラインの入った灰色のジャージに同じ模様の長ズボン、長かった髪はきっちと後ろで結ばれていた。目つきはもちろんとがっていた。 噂によるとこの学校では校長先生以外全員が厳しそうに見えるらしい。だが、見えるだけだ。本性が厳しいかはわからない。 「まずはこれだ」彼女はクラ

カット!(2)

『カット!』またもや止められてしまった。「今度は何ですか~」もう面倒になってきた。『と思うってなんだ!友達なら齢ぐらいわかってるでしょ!しかも上って何の上だ!年だとは思う人も少ないだろ!』今回だけはマネジャーがあっていると思った。『やり直し!』 2人とも兄弟だ。確実の私よりは年上だ。咲良さんは私に近寄ってきた。「2人とも仲いいねー」完全にからかわれていた。彼女の顔を見れば簡単にわかる。「そ、そんなわけないよ」私は慌てて首を振った。「そうかな~、結構仲良いと思うけど。恋人にな

umbrella submarine〜春の雨〜|#炭酸刺繍/#春とギター

藤家 秋様の#炭酸刺繍の企画、 PJ様、にゃんくしー様の #春とギター企画に寄せて。 ↓ ↓ ↓ umbrella submarine 〜春霖雨〜 春霖雨 ひとつの傘に ふたりで入る ソーダの雨音 傘で弾ける 潜る 潜る ・・・ 傘から見る景色 umbrella submarine 何もかもが 新発見なの 車は色とりどりの魚 右へ泳ぎ 左へ泳いで 街を刺繍してく 貴方と私 温もり感じて 微笑み返す 何時までも こうしてたいわ um

おはようございます! 「あら探しの好きな方、わがままな方、やっかいな質問をする方に申し上げます。ありがとうございます」とマイケル・デルは言った。さぞ、言われたほうは面喰らうことだろう。 4月23日誕生花:カンパニュラ(フウリンソウ) 花言葉は「感謝」「誠実」  

普通に生きたい僕であった(59)

全くなにも思い出すことができない。事業中でもいったいいつこんなことをしたんだ!という疑問があった。だが、いったい誰に訊けばいいのかもわからない。 この苦痛時間が終わり、全員が部屋を出ていった。そこに残ったのは2人の少女と1人の男性だけだった。「どうした、帰らないのか?」男性は僕たちを見てきた。 帰る?どこに? 帰る所なんてわからない。思いつかない。「遅くなる前に帰れよ」男性は言い残して部屋を出ていった。そこに残ったのは僕を含んで3人。気まずかったのでとりあえずこの部屋を出よう

水槽の彼女〜カバー小説【6】|#しめじ様

しめじ様のnoteからインスパイアさせて頂いたカバー小説です。 ↓ ↓ ↓ 🌿これまでの話🌿 【6】 僕の家に着いた。何ということはない、マンションの4階。 玄関のカギをがちゃがちゃと開ける。 1LDKにしては広いかもしれない。あまり、散らかしてはいない積もりだった。 彼女は、グレイのスリッパを履いておずおずと中に入り、部屋をあちこち物珍しそうに見回していた。 「―――買った服とかは、このあたりに置いておく?」 クローゼットの前のスペースを指差した。 彼女はそ