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共同マガジン〜小説家達!

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小説限定を出してください。これはみんながこのマガジンで楽しんで小説を見れるために作りました。ルールは簡単です。みんなが嫌がることは絶対にしないでください。それだけです。たくさんの…
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2024年1月の記事一覧

Fly Me To The Moon〈後篇〉|短編小説

✢前篇 ――― 陸上部の彼は、将吾と言う。未歌とは中学から同窓の男子だ。 未歌と将吾は、花火大会で高校のクラスメイトと別れてふたりになって、駅から山手へ上がる市バスに乗り、家路につくことにした。 未歌を先にステップに上がらせて、将吾が後から乗る。 バスは思いのほか空いていて、後ろのほうの座席に並んで腰を下ろした。 前にはおばあさんや、仕事帰りのようなサラリーマンや、その同様な女性がまばらに座っている。 ワンショルダーのバッグをかけた学生らしき若い人もいる。 「――

君がいたなら〜If I Had You〈前篇〉|短編小説

未歌たちは毎年開かれている、波止場の臨海公園での花火大会へ、仲の良いグループで集まって行こうと決めた。 同じ高校の男子3人、女子3人。 実際に付き合っている訳ではないけれど、どことなく意識しているような気分もある。夏休みの、ちょっとしたグループデートだった。 ――― 未歌含む女子3人は、浴衣を着ることにした。そのうちのひとり、李理佳の家で集まって、雑誌を見たりサイトで比べたり、3人が同じ雰囲気にならないようにどうするか、浴衣の色柄を話し合った。 女子はこういうことになると

黄泉がえりんちゅ〜うちの夫〈改定版〉|#カバー小説

初めて、他のnoter様の作品をお借りし、ショートショートのCoverを BRILLIANT_S Versionでアレンジしながらお送りしたいと思います。 椎名ピザ様、お手柔らかによろしくお願いいたします🙇 ✢BRILLIANT_S Ver. ―✥  黄泉がえりんちゅ  ✥― 「この野菜炒め、味薄いよ」 夫は料理の味付けに妙なこだわりがあ る。 「塩出して?……塩」 私が無言で塩を渡すと、 野菜炒めに狂ったように(16振りくらい) 振りかけた。 そんな塩

小説を書く人に100の質問~答えてみた~

こんにちは。今回は小説家への100の質問を答えてみたいと思います。 Q.1 筆名(ペンネーム)を教えてください。 上鍵です Q.2 筆名の由来は? Lineで使ったからですかね。 Q.3 主にどんな小説を書いていますか?(長編・短編・掌編など) どちらかというと長編と短編です。 Q.4 主にどんなジャンルの作品を書いていますか? 基本的には2つあります。ローファンタジーと魔法世界 Q.5 作品はどこかで公開していますか?(商業誌・同人誌・小説投稿サイトなど) Not

速く走りたいので、スピードに極振りしました(54)

「いいんじゃない?」カナデは話を聞くと一瞬でオーケーした。「えええ!?そんな適当に決めていいの!?」彼はうなずいた。「だtt目押しも売らひったとしても取り残すという方法がある。だから彼らは入れよう。それは僕が勝手に決めたことだけどみんなはどう思う?」私は仕方なくうなずいた。「私もいいと思うわ」コナミさんはうなずいてから2人を登録した。 「それで、ステータスを見せてくれないかな」カナデは2人のステータスを見ると笑い出した。腹を抱えて。「ど、どうしたの???」 笑い転げているカナ

普通に生きたい僕であった(47)

「いいよ、僕は超能力なんていらない、あれは…あれは呪いのような存在だ」僕は力強く腹から叫んだ。僕にとってそれは正真正銘の事実だ。僕はずっと考えていた。これが一番合った方法なのかを。 そして分かった。これが一番いい方法だということを。「だから僕は…」 パチン! 僕は何かに頬を叩かれた。「そんな考え、捨てろよ!」バンダイルスだった。目は吊り上がっていて、怒りを感じ取れる。 「この力は何年かけて作ったと思っているんだ!呪いがどうした、悪魔がどうした!俺はそういうやつが嫌いだ!」手加

シャドウキラー(45)

「誰かいるか」そこは空っぽだった。「おっかしいな…普通ならいると思うけど…多分」すると、角の暗闇から気配を感じた。 後ろによけると、さっきまでいたところに手裏剣が飛んできた。「なるほど、そういうわけか!」今の状態を理解しているかは置いといて、彼は飛んできた手裏剣を手に取った。 とは言ったものの… 彼は暗闇に目を凝らした。 何も見えないな だが、少しの間目を凝らしていると分かった。そこで少し何かが動いたのを見たのだ。「おっしゃ、見つけたぞ!」彼は何も考えずに頭から突っ込んだ。

無名小説スライム編(5)

のん気に村へ入ってしまったのは別にいいのだが、ある問題が起きた。意外とこの問題がわかる人は多いと思う。まあ何が起きたかを話すとしよう。 俺は普通に入ったつもりだったが、皆は騒ぎを起こし始めた。「どうしたんだ?こいつら」俺は騒ぎを起こす人たちを眺めていた。 少しすると意味が分かった。「魔物だ!魔物が侵入してきたぞ!」俺はため息をついた。「そういうことだったのかよ、めんどくさ」 「体制を整えろ!」皆は武器を構えて俺に立ち向かおうとしていた。「なんでこうなんだよ、どうにかできるか

百不思議の小学校‐無言話

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。 一人子が道を歩いていた。 周りには誰一人いない。静かな道を。 今は朝の7時だ。日が昇って1時間ほどたった。 いつものことだ。誰もいないというのは。 彼は川の目の前に行き、草むらに座った。 風が鳴り響き、居心地がいい。川には小魚が数匹泳いでいる。 その子はため息をついた。もうここにはこれ

君がいたから(1)

僕は少し変な家族の間で生まれた。 「この子の名前はどうするんだ?」お父さんはお母さんに聞いた。 「命助名(いしの 意味:命を助ける名人)にしましょう。私たちは何もしていないから彼に医者になってもらってたくさんの人を助けてもらいましょう」お母さんが簡単に名前を付けた少年の当然普通な話だった。 幼稚園の頃… 「ねえイシノって将来は医師になるんでしょう?」1人の女の子に、意味の分からないことを聞かれた。「何でですか?別になる気はありませんけど…」「何で!?それじゃあ何では「『いし

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マインクラフト(46) 最後

「どゆこと!」僕は素早く突っ込みを入れた。 が、もう遅かった。ドラゴンは中心に突っ込んできて、僕は素早くよけた。 「こんなもんと戦えっていうのかーい!」僕はちゅしんに戻り、ドラゴンの首めがけて剣を振った。 ドラゴンはダメージを食らい、そのまま飛んで行った。「無反応だー」ドラゴンを見ると、そこには体力のバーがあった。 ほんの少ししか減っていない。 「あと、何回切ったらいいのやら」ため息をついてからもう一度下りてくるのを待った。 「そういえばスケルトンが矢を持っていたんだっけ。あ

忍部(50)

「あいつらはいったいどこに行ったんだ?」忍座は周りを見ていた。が、金木も忍差もいなかった。 「まだ授業中だっていうのによ」彼は仕方なく自分の行かないといけない教室へと歩いて行った。 そのころ、金木は町の中を歩いていた。別にやることはない。学校から嫌な予感がしたから逃げ出しただけだ。 彼は今、ある店に来ていた。そここそが筋トレをする場所、…ゲームルームだ。 筋トレをするといったが、そこにはゲームをする場所もある。例えば腕相撲、もぐらたたきなどなど。 彼がここに来た理由はただ一

小説を『書こう』『読もう』

小説とは何?なぜ書く?なぜ読む?どうしたらうまくなる? この記事はその質問にできるだけこたえてみる。 間違っているところや、僕個人の考えもあるのでそこは注意をしておいてね。 小説とは何?小説とはいったい何なのだろうか。これは僕も考えたことだ。小説とは僕が趣味として書いているもの、僕が書いて「楽しい」と思い、好きをしてもらうと「嬉しい」と思えるもの。 小説とは自由な世界を作り、自分が理想の世界に思い、夢だけの世界だと思ったものを本当の世界にできるもの。たくさんの人に文字だけで

速く走りたいので、スピードに極振りしました(53)

「みんな遅いなー」私はハブで待っていた。 「まあとりあえず探してみるとするか」待ってもなかなか来なかったのでため息をついてから立ち上がった。 周辺を見てみるとそこにはたくさんの人がいた。みんな結構豪華な武器や防具を身に着けていて、少しうらやましく思った。 だが、その中に2人小さな子供がいた。一人は男子で一人は女子だ。2人とも店に飾ってあるきれいな防具と武器を眺めていた。 「あれってコナミさんの店なんじゃ…ということはさっきいたコナミさんって…っていうか逆にこっちにいるコナミ