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ゲーミングマウスによるPC操作の効率化を左利き視点で考える

「そういえばctrl+X(切り取り)って使わないなあ」大学で作業をしていた時にそう呟いたところ、横にいたAndroidのような友人が「え、むしろctrl+Xしか使わないぐらいなんだけど」と返してきた。

当時は「そうなんだ」で流したのだが、少し前にようやくその要因に気づいた。私が何かをコピペする際の指の動きをよくよく考えたところ、そもそもctrlキーを押していないことが判明したのだ。
といっても右クリックからポチポチしてるわけではなく、ctrl+C(コピー)とctrl+V(ペースト)のコマンドをゲーミングマウスのショートカットボタンに割り当てていたのである。

ゲーミングマウスの素晴らしさ

使ってるゲーミングマウスはこちら。ロジクールのG300Srというもの。

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多ボタンマウスを使うとなると手の動きは指先だけで完結する。具体的には、マウスでコピーしたい箇所を指定した後、そのまますぐにショートカットボタンでコピー完了。その後ペーストしたい場所に持っていって、ペーストもショートカットボタンで一瞬で終わる。
動作のスピードを考えるとわざわざキーボードに手を持っていくよりも、指を少しだけ動かす方が速いわけだ。

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(説明の都合上私の手が写ってしまうがご了承いただきたい。私が美少女だったら手の写真だけでも需要があったのかもしれないが……。)

だがこれだけではctrl+Xを使わない理由にはなっていない。論文やエッセイの執筆、プログラミングなどでは単純に文書をコピーしたいことよりも文やフレーズを移動するために切り取りたいことの方が多いだろう。
ctrl+Xを使わずにctrl+Cを使って切り取りを実現するには、コピーした後にバックスペースを押すなりして消去する必要が出てくる。そしてバックスペースはキーボードの右上端っこという大変押しづらい位置に存在する。
……が、私にとってはバックスペースの位置はほとんど問題にならなかった

左利きの強み

左利きの場合、マウスを持っているのは左手になるため、一連の動作においては右手でキーボード操作をすることになる。
するとどうだろう……バックスペース、めっちゃ押しやすい。

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そんなわけで、私の場合右手でバックスペースが押しやすいため切り取りの際にctrl+Xをわざわざ使う機会はほとんどなく、マウスのショートカットボタンに割り当てたctrl+Cしか使っていないわけだ

左利きの弱み

「じゃあ左利きの方がメリット多いんだね!」と言われるとそんなことは全くない。この世界はマジョリティである右利きによって作られているため、当然PC周りの操作も右利きを想定したものになっている。
そもそも、ctrl+C自体がボタンに割り当てない場合、左利きにはなかなか押しづらい位置に存在している

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もちろん他のショートカットキーについても同様。全部キーボードの左下に固まっているが、どれもこれも右手で押すのは面倒だ。

G300Srは左利きの救世主

そんなわけで、マウス操作と同時に行うようなショートカットはマウスのボタンに振り分けると幸せになれる。……が、ほとんどの多ボタンマウスはまたしても右利き専用となっており、左手で使うことは考慮されていない。

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(Amazonで検索しても左右非対称がほとんど)

そんな中でG300Srは左右対称で左利きにも優しい素晴らしいゲーミングマウスとなっている。基本的なゲーミングマウスは親指部分(左)のみに割り当て可能なボタンが付いているが、これは右、左、真ん中にそれぞれ2つずつ付いている。

値段もゲーミングマウスとしてはかなり安い部類に入るため、利き手を問わずお試しでゲーミングマウスを使ってみたいという人にもオススメ。

接続方法は有線。このあたりは好き嫌いが分かれると思うが、個人的には重量が軽く、電池切れの心配もない有線の方が優れていると感じる。ちなみにケーブルは2mほどあり、必要な長さに応じてまとめないとわちゃわちゃしてしまうため注意。

また、初期設定ではマウス本体が光っているのだが色は自由に変えられるし、消すこともできる。ゲーミング○○はとにかく光らせるイメージ。私としては手元が光ると騒がしいので一瞬で消した

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ちなみにショートカットボタンについては、配置の関係で通常のゲーミングマウスのように親指でボタンを押すのではなく、人差し指と中指で押すことになる。むしろ親指は常にニート。

何を割り当てるのがいいのか

ボタンの割り当て設定はロジクール用のソフトウェアで簡単にできる。

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一般地な多ボタンマウスで定番の割り振りはブラウザの進む&戻る、そしてコピー&ペーストあたりだろうが、私はブラウザ操作はマウスジェスチャーでやっているため進む&戻るは割り当てていない。

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(言語設定が関西弁になっているが気にしてはいけない)

私が使っているブラウザはVivaldiというもので、なんとアドオンを入れなくても標準でマウスジェスチャー機能がついている。タブを開いたり消したりなどちょっとした操作はほとんどジェスチャーで完結するため大変便利。
ちなみに左利きにとってはこのあたりのショートカットもキーボードだと非常に押しづらい。

そんなわけで私が割り当てているのはこんな感じ。

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やはりctrl+CV,Z(取り消し),Y(やり直し)は必ず入れたい。ctrl+Xしか使わない人はCの代わりにXを入れても良いかもしれない。
そして残りは、マウス操作とセットで行うショートカットの中で個人的に一番使用頻度の高いctrl+B(太字)

もうひとつはWindows+Tabキータスクビューを開く操作で、ウィンドウを開きすぎてごちゃごちゃしてきたときに使っている。

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(ごちゃごちゃしてきたら……)

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(えいっ)

アクティブウィンドウの切り替えはAlt+Tabでもいいのだが、例の如く左利きには押しづらい配置になっている。ただしマウスから手を離している状態ならAlt+Tabをポチポチとする方が速い。
また、タスクビューでは仮想デスクトップ画面の切り替えもできるが、こちらについては時間的にキーボードまで左手を持っていく方が速い気がする。

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(Macで言うと感覚的にはMission Controlに近い)

ちなみにctrl+S(セーブ)を割り当てていた時期もあったが、自動保存のソフトも増えてきた上、保存しようと思う時はキーボードに両手が乗っていることがほとんどだっためやめた。

ゲームはできるの?

最後にゲームのお話。当たり前の話ではあるがゲーミングマウスなんだからゲームはバリバリできるはずだ。
“はずだ”というのは、私がガチなFPSをマウスキーボードでやることがないため、イマイチ性能が分からないわけだ。申し訳ない。

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(左利きにも優しいパッド派)

余談だがキーボードでのゲーム操作は右手だと壊滅的。スペースキーを小指で押さなければならないのだ。指がつりそうになる。

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おわりに

そんなこんなでゲーミングマウスを使ったPC作業の効率化に関する話をさせていただいた。
一応左利きとしての意見を述べたが、右利きでもCtrlやWindowsキー関係のショートカットが指先のちょっとした動きで実現できるのは非常に有益だと思う。むしろ両利き対応に拘らなければ選択肢はかなり多いため、もっとボタン数の多いものを試してみるのも面白そうだ。
とにかくQOL爆上がり間違いなしのためぜひ試してみてほしい。

……といったところで今回はここまで。

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