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結婚式ギリギリに進行を変更!?心配性ウエディングプランナーがチャレンジして変わった話

皆さんは、新しいことにチャレンジするのは得意ですか?それとも、いつもと違うことはしたくないと思うタイプですか?

こんにちは!KPOP大好き、レッツジョイン公式note編集部の安部です。私はどちらかと言うとチャレンジすることが好きなタイプで、機会があれば新しいことをやってみたいと思っています。

今回インタビューしたのは、ジョイングループブライダル部門で開催している社内グッドウエディングアワード(※)でグランプリを獲得した、結婚式場パレスグランデールのウエディングプランナー4年目の山口桃佳さん。

新郎新婦様のために、ギリギリまでプランニングを練り上げて、新たな取り組みにチャレンジする姿勢が評価されての結果となりました。

しかし、山口さんはチャレンジが苦手な性格だったそうです。そんな彼女が、自分を変えるきっかけになった結婚式について聞きしました。

山口桃佳さん
(パレスグランデールウエディングプランナー4年目)

・三姉妹の長女
・大学時代はチアダンスの世界大会で優勝経験あり!
・結婚式でダンスのシーンがあるときは、振り付けも考えて一緒に踊っています。

社員が見守る中
4人のプランナーがグランプリを目指しました

※グッドウエディングアワード(GWA)とは
ゼクシィを手掛けるリクルートブライダル総研が主催する「いい結婚式」のプランニングコンテスト。
パレスグランデールのウエディングプランナーが記念すべき第1回目にグランプリを獲得したことをきっかけに、社内でも2011年から開催している。

当日の様子は、こちらからご覧いただけます。

「できるだけ無難に」失敗するのが怖い私

ー社内グッドウエディングアワード、グランプリおめでとうございます!

まさか、グランプリを取れると思わなかったので嬉しいです。

グランプリで名前が呼ばれ喜びを伝える山口さん

ーアワードの発表では、結婚式の1ヶ月前に完成していた進行を変えたとお聞きしました。

そうなんです。進行内容については、すでに最終の打合せやスタッフとの打合せも済んでいて。何よりも新郎新婦様がもともとの進行に満足してくださっていたので、変えるつもりは全くなかったんです。

私はすごく心配性で極力失敗を避けたいタイプなので、本当なら無難に、事前に決めた内容でいきたかったんですよね。

アワード前日の夜まで発表の練習をしている山口さん

―無難な方を選んできた山口さんですが、なぜギリギリに進行を変えようと思ったんですか?

新郎新婦様の「熱意」に押されたからだと思います。おふたりはすでに、東京や海外で結婚式の前撮りをしていたこともあり、結婚式に対しての意識が高いという印象がありました。

特に新婦様は、結婚式用のノートを作って質問項目をまとめてくるほど、熱意がありました。

そんなおふたりの様子をずっと見ていたら、私にも、もっと何かできることがあるんじゃないかと思ったんです。無難にまとめようとしている自分に気づいて、気持ちを奮い立たせました。

今回のアワードでは、おふたりのためにギリギリまで考え抜いて、自分の殻を破ったことも評価していただいたんじゃないかなと思います。

結婚式のテーマ
『journey to the future ~感謝をのせて~』

結婚式を通して伝えたいことって何だろう?

ーどのようなに進行を変えることになったのでしょうか?

進行内容は完成していて、おふたりも満足してくださっていたのですが、なんとなく私の中で違和感があったんです。

結婚式のテーマは「旅」だったのですが、演出自体はテーマに沿っているのに、全体が繋がっていない感じ。

そんなモヤモヤを抱えた中、結婚式の1ヶ月前に先輩プランナーに相談したところ「この結婚式を通して伝えたいことは何?」って聞かれたんです。

パスポート型の席次カードは新婦様の手作り

伝えたいことは何だろう?

この問いに向き合ってみたら、結婚式はお世話になった方々に感謝を伝える場でもあるけど、それ以上に、夫婦として歩む人生の一歩目であることも大事にしたい、と私の中で答えが見えてきました。

そこで、進行の流れを変えようと思ったのが、トランクラウンド(ゲストからメッセージカードをトランクに入れてもらう演出)の順番。

新郎新婦様のメッセージを入れて完成する演出なのですが、そのラストシーンをおふたりが退場する直前に行うことにしました。

メッセージカードの入ったトランクを持って結婚式を終えることで、「未来への決意・出発」という意味を込めることにしたんです。

ゲストのもとを回りながらメッセージカードを入れてもらう「トランクラウンド」

当初の進行は、退場前に謝辞で締めくくる一般的な流れでした。でも「感謝」で終えるだけではなく「決意・出発」でおふたりが一歩を踏み出せる演出をご提案しました。

演出内容は変えずに順番を変えることで、見事に全体が繋がる。私にとって、結婚式のプランニングに対する概念がガラッと変わりました。

「旅」というテーマにもピッタリ当てはまる流れとなり、おふたりも大変喜んでくださいました。

トランクを持ちながらの退場で「未来への出発」を表現

ー演出ではなく順番を変えることで、こんなにも意味を持たせることができるんですね!

先輩に相談した時は本番も迫っていたので、さすがに進行の順番を変えることはないと思っていたんです。

問いかけに向き合うことで、スッキリと課題が解決して「え、すごくいい!」って自分でも感動しました。

おふたりに新しいご提案をした際は、「いいですね!山口さんがいいならそれでいきましょう!」と、二つ返事で任せてもらえたのは嬉しかったです。

自分が納得したものを熱意をもってお伝えできたので、おふたりにもそれが伝わったのかなと感じます。

お客様と真剣に向き合うことで
信頼関係を築き上げることができたそう

新郎新婦とゲストの未来に残せるものを

―この結婚式をきっかけに変わったことはありますか?

「結婚式を通して、おふたりとゲストに何を伝えたいのか?」を、常に考えるようになりました。

お客様のことを真剣に考え抜いて、おふたりにとって、これがいい!と思ったことは自信をもって提案する。そのために、丁寧にカウンセリングをして、これからもお客様の想いを汲み取っていきたいです。

結婚式はゴールじゃなくて、スタートであってほしくて。未来に向けた何かをしてあげたい、そう思いながら日々、お客様に向き合っています。

ー山口さん、ありがとうございました!

山口さんと私は、同期入社の仲間でもあります。今回の取材で同期の活躍にとても胸が熱くなりました。
新生活が始まる4月、私も誰かのためにチャレンジしたいな!と思います。

同期入社の仲間で撮った1枚
「おめでとう!」の声が飛び交いました

山口さんが社内アワードでグランプリを獲った結婚式のレポートはこちら

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