木材の割れと強度
どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。
新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。
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【乾燥による木材の割れ】
木材は含水率30%前後の状態から15%前後の
平衡含水率にいたる間に収縮が起こります。
平衡含水率とは一定の温度、湿度の
空気中において水分量が平衡に達した
状態のことです。
木材の乾燥は表層から進み、
表面に割れが生じます。
さらに乾燥が進むと内部の収縮が
進行して、内部割れが生じます。
割れの量や大小は、樹種や木目の方向、
乾燥方法などによって大きく差があります。
【割れによる強度】
結論は強度には影響はなく、
むしろ割れ方によっては強度が
増す場合もあるという研究結果も
出ています。
割れが出やすい材は材の密度が高く、
密度が高い材は曲げに対する強度が
高いです。
木材の収縮率は密度に比例ししていて、
同一条件下で乾燥した場合には
密度が高いほど割れやすいです。
木材の表面にひび割れが入ることで
内側の空間がギュッと締まるような
イメージをすると分かりやすいと
思います。
割れ方や割れる場所によって
強度への影響が異なるので
注意は必要です。
山からは以上でーす!
またあした!
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