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#10年

スプリングバンク10年/ヘーゼルバーン10年 ロット飲み比べ

スプリングバンク10年/ヘーゼルバーン10年 ロット飲み比べ

私が通っているKLの酒屋はスプリングバンクの1st distributorであり、新作の入荷は遅いですがコアレンジは定期的に入荷される為、お店に行くとキャンベルタウンの何かしらのボトルが購入出来ます。
が、マレーシアなので酒税が高い為、日本価格と比較するとプレ値です。

バンク10年:約12000円
ヘーゼルバーン10年:約11000円

この酒屋はありがたいことに私含めてお客さんがしょっちゅうボ

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Laphroaig 10年 Cask Strength Batch14 (ABV 58.6%)

Laphroaig 10年 Cask Strength Batch14 (ABV 58.6%)

2021年6月ボトリングのカスクストレングスBatch14。
日本に2本置いていますがプーケット空港の免税店で1万円程で売っていたので高かったですがマレーシア用に1本購入しました。

ラフロイグ好きであればこのシリーズは買った方が良いと思います、個人輸入であれば在庫も豊富、価格もそこまで高くありません。
香りは穏やかなラフロイグ10年でアルコール由来の刺激は感じられない。
いつものピート、ヨード、

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Hazelburn 10年 (ABV46%)

Hazelburn 10年 (ABV46%)

2021年10月8日ボトリングの10年。
スプリングバンク(以下バンク)蒸留所のノンピートモルトを使用し3回蒸留を行なっていることで有名なヘーゼルバーンという名のボトル。
へーゼルバーンは1925年に閉鎖された蒸溜所の名前で、キャンベルタウンの復興を願い、バンクが1997年からその名で販売しているボトルとなります。
ちなみに閉鎖前の1920年に約5ヶ月ニッカの竹鶴さんが修行した蒸留所として日本で有

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Octomore dialogos 10年 2018 Third Limited Edition (167 ppm, ABV 56.8%)

Octomore dialogos 10年 2018 Third Limited Edition (167 ppm, ABV 56.8%)

ご存知heavily peated whisky。
2018年に12000本がリリース。
10年としては3rd editionで位置付けは9シリーズ。
構成原酒が期待大。
・Full-Term Maturation in 1st-Fill Port Pipes 37%,
・1st-Fill Cognac barrels 31%,
・2nd-Fill Ex-American Whisky Bar

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Laphroaig 10年 Original Cask Strength Batch13 (ABV 57.9%)

Laphroaig 10年 Original Cask Strength Batch13 (ABV 57.9%)

2021年のラフロイグannualボトル。
アロマは開栓日のせいかかなり樽感強めでアルコールの刺激が強いので探りにくい。
15分放置することでようやくピートとヨードの強さがわかるようになる、程度で言うとcore rangeの10年とそこまでの違いは無い。
開栓直後のフレーバーはアルコール度数通りの強烈な樽感とスパイスが前面に押し寄せてきた後にシェリー由来の味わいがちょろっと追いかけてくる。
ので、

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Springbank 10年 (ABV 46%)

Springbank 10年 (ABV 46%)

「モルトの香水」
アロマは潮っ気とピートとフレッシュな柑橘がメイン。キャラメルも僅かに存在する。
ピートのレベルは違いますがピートと柑橘の組合せがArdbeg tenの系統。
異なるのは潮っ気。私はTaliskerが好きなのでこの構成は非常に好きです。
フレーバーは最初にクリーミーで心地良い潮っ気とピート。そのままブラックペッパー寄りのスパイスが現れ、フィニッシュにかけてオイリーさとバニラを伴いな

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Edradour Ballechin Heavily Peated SFTC 10年 Bourbon Cask Matured (ABV 53.8%)

Edradour Ballechin Heavily Peated SFTC 10年 Bourbon Cask Matured (ABV 53.8%)

Batch : 334
bottling : 2020/11/20 344本

エドラダワー。
バーボン樽10年熟成のシングルカスク。
ピーティタイプでこの色はアイラ好きにはたまらない。
アロマは潮っ気のあるピートが強く、若干カスタードと柑橘と樽感がある。
フレーバーは煙たさの強いピートがすぐに出てきて結構スパイシー。
煙たさだけで言うとほぼArdbeg。
フィニッシュはピートが早く切れ始め、代

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Talisker 10年 (ABV 45.8%)

Talisker 10年 (ABV 45.8%)

私のハイボール常飲酒。
宅飲みの際ハイボール何飲むか迷ったらこれ。大抵の料理とマッチします。
スパイシーで潮っ気があるのが特徴。
シングルモルトにしては価格が安く素晴らしいウイスキーです。
ハイボールは黒胡椒を加えると更にスパイシーで美味しくなるし、山椒を加えると舌ビリビリハイボールになるので美味しいし面白いです。
私の大好きな寝酒のラスティネイルの相性も抜群で尚良し。

閑話休題。

ストレート

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Edradour Ballechin Heavily Peated SFTC 10年 Oloroso Sherry Cask Matured (ABV 58.8%)

Edradour Ballechin Heavily Peated SFTC 10年 Oloroso Sherry Cask Matured (ABV 58.8%)

Batch : 342
bottling : 2020/09/11 939本

ボトラーのsignatory社が背後で面白いことをやっている、少人数少生産のエドラダワー蒸留所。
Ballechinはピートシリーズ。
SFTCはStraight From The Caskの略称。
要はピートを効かせたシェリー樽熟成シングルカスクのウイスキー。そしてエドラダワー。超期待。
アロマはブルーベリーが主で

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Laphroaig 10年 (ABV 40%)

Laphroaig 10年 (ABV 40%)

毎年私のtop5に入る蒸留所。
もちろん正露丸は飲みません、匂うだけ。
正露丸をダイレクトに匂い、laphroaigを匂い、そして飲み、余韻に正露丸をダイレクトに匂ってブーストする。
Laphroaigの香りがめちゃくちゃ甘くなる。
多分外野にとっては迷惑極まりない飲み方。

Laphroaig 10年 正規/並行飲み比べ

Laphroaig 10年 正規/並行飲み比べ

laphroaig 10yo
左:並行品ABV40%
右:サントリー正規品ABV43%

最初はサントリーの方が合ってると思った。けど数日空けてから飲むとしっくりくるのは並行品。
並行品は樽感のいやらしさが全く無い。
どっちが美味しいとかは無い。その日に合う合わないの話。
ただサントリーが意図を持って日本市場向けにlaphroaigに樽の組合せを指示しているのかな。
結構異なる。
色んな種類がある

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Islay Peated Whisky Cask Strength飲み比べ

Islay Peated Whisky Cask Strength飲み比べ

蒸留所の本気。

・Laphroaig Cask Strength 10yo ABV60.1% batch12
・Lagavulin 12yo ABV57.8 %
・Ardbeg Corryvreckan ABV57.1%

端的に言うと各々の蒸留所の特徴がそのまま爆発。

Laphroaig 10年 (ABV 43%)

Laphroaig 10年 (ABV 43%)

強烈なピート香/ヨード臭、スモーキー。
よく言われるのが正露丸臭。
フェノール値だけでは判断出来ない深さがある。
有名なフレーズが、
"We don't make friends easily, but when we do, they're for life."
“You either love it or hate it”