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ストレングスファインダーから分析する自分の価値観

人にコーチング(1on1)をすると価値観を持って日々を生きることの大事さについて改めて気付かされます。そうすることで仕事も普段の生活も全く違ったものになるからです。

ということで最近「自分の価値観とは何か?」ということをよく考えているのですが、その分析のひとつで以前に会社でやったストレングスファインダーの結果をもう一度しっかり見直してみました。それを自分用のメモという意味でも言語化したいと思います。

ストレングスファインダーとは?

知らない人もいるかもしれないので軽く説明しておくと、「ストレングスファインダー」とはアメリカのギャラップ社が開発した自分の強みを診断する自己分析ツールです。34の資質と呼ばれる才能の中から自分TOP5の資質を知ることができます。

https://www.gallup.com/cliftonstrengths/
(ちょっと日本語が変ですが怪しいサイトではありません😅)

お金を払えば自分のすべての資質のランキングも知ることができますが、ひとまずTOP5を知るだけでも全然いいんじゃないかと思います。僕自身もTOP5までしか確認していません。ちなみにTOP5だけだと2,340円くらいです。

僕はこれを今の会社に入ってすぐ(2011年)に1回、それと去年(2019年)の11月にもう1回受講しました。それぞれの結果や違いについて書いていきます。

私のストレングスファインダーの結果

まず、こちらが入社直後(2011年)に受けた分の結果です。

1. 調和性
2. 公平性
3. 目標志向
4. 共感性
5. 適応性

そしてこちらが2019年に受けた分の結果。

1. 調和性
2. ポジティブ
3. 最上志向
4. 共感性
5. アレンジ

見てのとおり、前回から8年経っているにも関わらず「調和性」がTOPの資質という結果が出ました。僕以外にも久しぶりに受けたメンバーがいましたが、そちらも同じくTOPの資質は数年前の結果と一緒でした。

サンプルは少ないので確信はないですが、この結果からTOPの資質は「自分にとって揺るぎないもの=価値観」と考えました。

他の4つに関しては変わっているものもあれば変わっていないものもあります。あくまで推測ですがこの辺は「今自分が意識して取り組んでいること」だと考えています。

3番目の資質が目標志向から最上志向に変わったのも、今の会社で長く過ごしていく間に、僕にいい影響を与えてくれた人達の多くがそういう考えを持っていたからかもしれません。

では僕の価値観「調和性」についてもう少し深く考えていきます。

今まで大事にしてきたこと

先日コーチの友人にコーチングをしてもらっている時に「ハッ」と気づいたのですが、今までの自分の生き方や選択してきたことを振り返ると、この「調和性」に繋がっていることが多くありました。

この「調和性」は英語だと「Harmony(ハーモニー)」という名前になっています。

ハーモニーでまず思い付くのは、僕が学生時代からやっている音楽活動。まさにこれは「ハーモニー」の固まりです。所謂「ハモリ」はもちろん、バンドのアンサンブルもメンバーとのハーモニー。ライブはバンドとお客様とのハーモニー。それぞれで素晴らしいハーモニーを奏でたい、そうすることで自分の価値観を満たす為に音楽をやってるのかなと。

ちょっとこじつけ感を感じるかもしれませんが、個人的にはすごく合点がいきました。そういえばあまり1人で弾き語りとかソロ活動を今までやってこなかったし、進んでやりたいとも思わないのも、この「調和性」があまり満たされないからかもしれません。

仕事に関しても、今の会社は「コラボレーション」を売りにしている会社で、プロジェクト管理やチャットなどの「コラボレーションツール」を作っています。

当時のキャッチコピー「コラボレーションから生み出す新しいアイデア」に惹かれて入社したいと思えたのも、今思えばこの「調和性」の価値観が導いたものだったと感じます。

また、今積極的に取り組んでいる「コーチング(1on1)」のそもそもの目的は、「チーム・会社のそれぞれいろんな目的を持ったメンバー同士を、同じ方向を向かせて一緒に前進したい」というものでした。これも自分の価値観「調和性」に基づいたものと考えたら納得できます。

以下はストレングスファインダーの「調和性」の解説のひとつです。100%同意できて大好きな文章なので載せておきます。

他の人たちが自分たちのお気に入りの理論や考えについて議論を始めると、あなたは論争を避ける方向に持っていき、全員が賛同できる、実用的で地に足の着いた事柄について話す方を好みます。あなたの見方では、私たちは全員おなじ船に乗り合わせていて、この船をこれから行こうとしている所に到着させる必要があるのです。それはしっかりした船です。単に自分が船を揺することをできることを示すために、わざわざ船を揺する必要などないのです。

褒められると嬉しいこと

みなさんにとっての嬉しい褒め言葉って何ですか?

僕は今まで褒められた言葉の中でいい意味で1番印象に残っているのは「空気みたいな人」です。

人によっては馬鹿にされてると思うかもしれませんが、「調和性」の僕にとっては最高の褒め言葉です。

これは高校の友人から以前もらった言葉なのですが、付け加えてこういうことを言ってくれました。

友人と遊んでいるときに、つい誘いたくなる人物。
自然とその空気に溶け込んでくれるから、こちらにとって心地がいい。
さらにその空気感をより良いものにしてくれる(うろ覚え)

これはまさに「調和性」の強みが場に調和をもたらすことが無意識にできていたと感じれる言葉で、言われた時ものすごく嬉しかった覚えがあります。

このようにその人にとっての刺さる褒め言葉はTOP資質によって変わるかもしれません。例えば「着想」の資質の方は「そのアイデアは画期的だね!」とかが刺さるだろうし、「自我」の方は「あなたがいてくれてよかった!」とか言われるとすごく嬉しいと思います。(同僚と前にこういう話した)

一度チームメンバーのTOP資質を見ながら、「この人にとっての1番の褒め言葉」を考えてみてもいいかもしれませんね。

嫌いな人・苦手なこと

空気みたいな人」の僕がどうしても苦手なのは「空気を読めない人」です。せっかく場に調和されたいい感じの空気を作っても一瞬で壊されてしまうからです。

特に「何の考えもなく自分のエゴだけで空気を壊す人」は本当にダメです。無意識に体が拒否してしまいます。「嫌われる勇気」的な意味での、きちんとその人なりの考えがあって敢えての「空気を読まない人」は問題ないです。「自分では空気読めてると思ってるけど、周りはそう思ってない人」が経験上一番苦手です😅

「調和性」に関わらずこういう人が嫌いな人は多いとは思いますが、特に「調和性」の資質の持ち主は相性悪いですね。

あと「調和性」のダメなとこは「周りに影響されやすい」でしょうか。僕もすごく影響されやすいです。なのでできるだけ「いい影響をもたらす環境」に身を置くことが大事だと自覚しています。

そういう意味ではコーチングコミュニティを作ったり、そういういい環境を自分で作れるようになってきたかなと。

まとめ

最終的に自分のトリセツみたいになってしまいました。が、こうやって自己認識を深めることは非常に大事です。

その為のツールとしてストレングスファインダーはすごく有効ですので、やったことのある人は一度自分の結果を見直してみてはいかがでしょうか?そしてまだストレングスファインダーをやったことのない人は是非やってみてください😊

Photo by Colton Sturgeon on Unsplash

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