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経営者がワーケーションするときのコツ

こんにちは、株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※Twitterもやっています!

社会全体でテレワークが広まってきていることもあり、全国の様々な自治体がワーケーションを推奨していますね。
私も、IT企業の経営者として、ワーケーションを実践してみよう、ということでチャレンジしてみました。
今回は、その体験からの気づきや、経営者がワーケーションするときのコツをまとめてみます。

<目次>
1.私が選んだワーケーション先
2.ワーケーションは準備が成果を決める
3.生産性の高いワーケーションはスケジューリングが肝

1.私が選んだワーケーション先

「ワーケーション」という単語を検索すると、
・Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。
・テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉地、国立公園等、
    普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うことです。
・休暇主体と仕事主体の2つのパターンがあります
と解説されています(観光庁HPより)。

余暇を楽しみつつ仕事を行う、ということが肝心だな、ということで、私にとっての「余暇」になりそうなワーケーション先を探すことにしました。

私は卓球などのほかにも温泉に行く、という趣味があります。
とくにアルカリ性の泉質を求めて、全国各地の温泉を訪れるのを楽しみにしています。
そこで、今回も温泉が楽しめるところを探そう!と考えました。
“温泉の横綱”と言われている「東の鳴子・西の別府」のうち、鳴子温泉には以前うかがったので、今回は別府だ、と狙いを定め、「別府 ワーケーション」で検索。
すると、ずらっと仕事と温泉とを両立できる旅館・施設が出てきます。
あとはお好みの場所を予約したら準備完了!…とこの時は思っていました。

でも、今振り返ると、これだけではまったく準備“完了”ではなかったんですよね…。

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2.ワーケーションは準備が成果を決める

ワーケーション、ですから、当然現地で仕事をするわけです。
私の仕事はマネジメントですので、自分ひとりで黙々と作業をするというよりも、社内外の人と打合せをしながら意思決定をしていく、という内容の仕事がどうしても多くなります。
そのため、PCを使ったオンライン会議が仕事のベースになるわけです。

ところが、現地に行ってみてまず気づいたのは、
「通信速度が東京の自宅と比べて遅い」
ということ。
ポケットWi-Fiを持っていくことを忘れてしまった私は遅い回線速度で仕事をすることとなり、フラストレーションがだいぶたまりました…。
これは致命的です。
皆さん、ワーケーションをするときには通信環境の確認と、リカバリーのためのWi-Fiの持参をお忘れなく。

次に困ったのは、部屋のコンセントの位置が仕事仕様になっていない、ということです。
充電しながら会議をする、ということが難しい環境になることも想定し、延長コードを持っていくべきでした。

また、バッテリーの持参も必須です。
小さくて軽いのがよいだろうと持って行ったバッテリーがなんと、USBケーブルがさせないことがわかり、機能しませんでした。
蓄電できるバッテリーも持参必須です(持っていきませんでした…)。

そしてなにより大切なのは、イヤホンです。
持って行きはしたのですが、なぜか東京で手に取ったのは電池の持ちが悪いタイプのもの。
充電が切れて、部屋中に音を響かせながらの会議になってしまい、同じくワーケーション中だった妻に迷惑をかけてしまいました…ごめんなさい。
ワーケーションの際、少なくとも3時間は通話ができるイヤホンを持参するとよいでしょう。
(私は結局、現地でイヤホンを新調しました。)

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3.生産性の高いワーケーションはスケジューリングが肝

実践してみて、ワーケーションを効果的に活用するためには、ワークとバケーションの時間をどのように組み合わせるかが重要だと感じました。
つまり、そのワーケーションを「ワーク中心」とするのか、「バケーション中心」とするのか、明確に決めておく、ということです。

私のように日中は会議だらけ、というワークスタイルの場合、観光地や温泉街に行ったとしても、それらを堪能できるのは朝もしくは夜になってしまいます。
日常のスケジュールのままでワーケーションに行くと、必然的に「ワーク中心」の過ごし方になります。
それはそれで、朝風呂に入って頭をシャキッとさせてから仕事ができますし、仕事直後にリフレッシュすることができるので、期間中の生産性はかなり向上します。
ただ、「バケーション中心」の気持ちでこのスタイルに追い込まれると、気持ち的に相当ストレスがかかりそうです。

もし、「バケーション中心」でワーケーションをするのであれば、その期間の仕事のスケジュールは事前に調整しておいたほうがよさそうです。
たとえば、会議ではなく作業を中心にする期間と位置づけたり、午前中の早い時間帯のみ会議を設定する、などが有効でしょう。


というわけで、ワーケーションをしてみた感想を、痛い学びも含めて(苦笑)書いてみました。
いかがだったでしょうか。
みなさんも、ワーケーションに行く際には事前準備を忘れないように!


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