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未来の働き方を考えようの読書感想文

▼読んだ本
未来の働き方を考えよう


▼読んで印象的だった部分
40代からは第二のやりたいことをやる人生を生きようよという本

コミュニケーションを始めとする人間力や洞察力、リスクマネジメントなどの過去の経験を活かせることについては、若い時よりうまくできるようになる

パリに旅行に行くとき、一回目は不安だからパッケージツアーにして、エッフェル塔や凱旋門、セーヌ川クルーズにルーブル美術館とか王道のコースを行こうとするが、
再び行くなら、最初の旅行を経たことで、自分は何が好きで、反対に、何にあまり関心がないか、それぞれの人が理解できている。
だから、2回目のパリ旅行は1回目のパリ旅行より、自分の自由に好きな所回ったりするでしょう。
人生もそれと同じよ!

寿命が100歳まで伸び、これからは80歳まで働かないといけなくなるかもしれない
そうなると23歳から80歳で57年間も働かないといけないとなったときに、ひとつの職業にずっと就いているというのは本当に現実的なことなのか?

以下引用
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日本では就活のとき、まだ20代になりたての学生に、「お前は何がやりたいのだ?」と問います。
でも、そんな年齢のときに、自分がやりたことを見極めるのは容易なことではありません。
加えて彼らが可哀想なのは、そこで問われる「やりたいこと」が、なにかしら前向きで、仕事につながることでないと許されないということです。
「一生遊んで暮らしたいです」という本音は、口に出してはならないものとされており、なんらか大人達に気に入ってもらえる口上を見つけなければなりません。
それが「社会の役に立ちたいです」とか「人に感謝される仕事をしたいです」などという、無理矢理な言葉につながってるのでしょう。
さらに皮肉なことに、若者に「お前は何をやりたいのだ?」と問うている大人の方(たいていの場合、40代以降のベテラン・ビジネスパーソン)にも、
「スゴクやりたいことは特にない」という人がたくさんいます。
彼らは学生と違って、すでに20年近く社会で働いてきています。
にもかかわらず彼らの多くにも、「人生でどうしてもやりたいこと」が見つかっていません。
そんなことを考えたことさえない人もいるんです。
(そんな彼らにも「やりたくないこと」「嫌なこと」はたくさんあります。)
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やりたいことのない人生を無駄だと言うつもりはありません。
ただ、私が言いたいのは、
「自分がやりたいことが明確になれば、世間の常識に自分を合わせる必要がなくなります。
より有名な会社に入るとか、より高い地位を目指すとか、よりよいお給料をもらうということに、ほとんど意味がなくなるのです。
やりたいことが見つかると、
「自分の人生はこれでいいんだろうか、ほかにも可能性があるんじゃないか」などと、グダグダと悩み続けることもなくなります。
他人の目も気にならなくなり、自分の行く道に自信が持てるのです。
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人生が100年になり80歳まで働く時代になって、
50歳の頃から特に面白いと感じなくなった仕事を、80歳まで30年間やり続けるのは、
50歳の頃から面白いと感じなくなった仕事を、60歳までやればいいのとは、
異なるレベルの苦痛です。
それでも、自分が心からやりたいと思えることのない人は、どこにも逃げられなのです。
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やりたいことが見つかるかどうかは、能力や家庭環境とはまったく無関係です。
成績が良いからやりたいことが明確になるわけでもないし、教育熱心でお金に余裕のある家庭に育ったから、見つけやすいわけでもありません。
自分のやりたいことは生まれながらの条件にかかわらず、誰でも平等に探し当てることができるのです。
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やりたいことは、社会的に意義のあることや、周囲が驚くような大きな目標でなくてもかまいません。
大事なことはただ、「それは、誰に評価されなくても、経済的な見返りがほとんどなくても、やり続けたいと思えるほど好きなことか?」という点だけです。
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検討すべきは、
「そんな生活で食べていけるだろうか?」ではありません。
確認する必要があるのは、「そんな生活を本当に自分は楽しいと思えるのか?」ということです。
それさえできれば他のことが満たされなくても、
(たいしてお金が儲からなくても、世間から褒めてもらえなくても)
幸せで楽しいと思えるのか、ということです。
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最終章にこの本で言いたいことがほとんどまとまっている感じ


▼今後の活用ポイント
書いてあることに概ね同意はできるし、そのように生きていきたいと思うし、そのように生きているつもりではあるのだが、
「それは、誰に評価されなくても、経済的な見返りがほとんどなくても、やり続けたいと思えるほど好きなことか?」
この部分の、経済的な見返りはまぁ別にいいとして、
誰に評価されなくてもの部分が、自分はほしい気がした。

というか「評価される」という部分も含めてやりたいことなのかなという気がした。

ただ、最近何だかその境地にも達してきたような感覚もあり、
自分が過去の自分より成長しているのであれば、それだけでもいいのかなという気もしてきた。

あと、自分はやりたいことをやったとしても、子供や家族には迷惑をかけたくない。
特に子供の教育にお金が必要になったときに、お金を出せないという事態にはなりたくないと今は考えているので、
その辺りの思想がこの本とは違う気がした。

自分はだからこそ完全に第二の人生であるやりたいことに振り切るのではなく、
しっかりとお金を稼ぐ本業にあたるような仕事や稼いだお金を効率的に増やす資産運用については大事にした上で、
やりたいことをやっていった方がいいかなと今は考えている。

あと、この本の単行本が出版されたのが2013/6/12で今から8年前とのことで、先進的ですごいなと思った。

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