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相手さんが問題と思ってないことの認識を改めてもらう時には?

現場の仕事では、利用者さんとの関わりの中で、困りごとやトラブルの種がポロポロと出てきます。

この時の見立てで、どう、現象に対する対応が考えられるかが問われます。

トラブルや困り行動があったことで、本人さんを安易に許すわけでなく、また、本人さんの性格だからどうしようもない、性格だからと放置/責めるでもない対応。

どう行動を修正してもらえるよう働きかけるかがポイントだと感じるようになりました。

話を掘り下げていくと、本人さん/周囲の認識のズレや、本人さんが、「周りから見て困った行動」と認識していないパターンがあるからです。


こんなことがありました。

ほかの利用者さんにもきこえる声の大きさで
Aさん「ちょっときいてください、「とある症状名」が出ましてねえ、うつるかもしれない、困ってるんですよ、一応病院は行ってきたんですけど、」

これに、時間をおいて、ほか職員Bさんから
「みんなのまえできこえるように、口にしないように」と声かけがあったそう。

それに対し、
「Bさんから、「症状名」のこというなって言われたんですよ、コロナだったら分かりますけどね

ぼく「ふつうの咳とか風邪くらいでって感じですか?」

Aさん「そうそう、なんで、そんなに言うんだろ」

ぼく「Aさんはそうでも、周りからすると、自分にもうつるかもって心配になるくらいの症状、、インフルみたいな印象ですね」

Aさん「はあ、なるほど、、」


時々、「周囲がどう受け取るか」の配慮に欠ける行動や発言があるのですが、(わたしも「やってしまったこと」あります)

これの対応で、
・本人さんの何にどれくらいの良し悪しを持っているかを聞き取り
・本人さんがわかる、新しい例えの提示
・本人さんに期待する、代わりの行動
をお伝えできるようにしたいと思いました。

コミュニケーションは、やり取りの「具体」から、鍛えられるなと感じる日々です。

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