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オンライン認定スクラムマスター研修を受講した話

※この記事は約2000文字です。約4分で読めます。

今回、オンライン認定スクラムマスター研修を受けました。
理由としては、仕事でAgile / Scrum関連の話をする事が多くなり、Certified ScrumMaster(CSM)の資格を取っておきたい、スクラムについて標準的な知識の整理をしたいというモチベーションです。

今回受講したのはアギレルゴコンサルティング株式会社の以下になります。https://www.jp.agilergo.com/online-csm-coplien-202306

CSMだとOdd-eやアジャイル ビジネス インスティテュートも有名ですが、今回費用や開催時期の関係でこちらを選びました。

以下研修の体験談を纏めておりますので、これから受講を考えている方はご参考になれば幸いです。

1.受講までの流れ

先程のWebページから申し込みをすると振込銀行口座情報と振込期限、詳しい受講スケジュールのメールが来ます。
入金後、当日のZOOMのURLとテキストが送られてきます。
事前課題などは特にありませんが、私は復習も兼ねて以下の書籍を読み返しました。

スクラムをやる事になった主人公がスクラムとは何かを調べ、実践していくストーリ仕立ての内容です。漫画と文章で良く纏まっている為、非常に読みやすく、内容はそこまで深くは無いですが、入門書としてスクラムの超概要を理解するには良いと思います。

スクラム、アジャイルに関しての本は数多ありますが、その中でもスクラムマスターに特化した日本で初めての?本になります。
スクラムマスターの役割から始まり、アプローチ方法(ティーチングとメンタリング、障害除去、ファシリテーション、コーチング)、スクラムマスターとしてのレベルアップ(チームから組織への展開)、スクラムマスターに必要なスキル、などが説明されています。よくありがちな話や、例などもあるので参考になりますし、スクラムに囚われないリーダーとしてのあるべき姿も学べると思います。

アジャイルと言えばまずこの本でしょう。
アジャイルとは何かから始まり、開発者目線での内容にもなっているので、全ての人に参考になるはず。

https://amzn.to/3Jj3WZ8

アジャイルレトロスペクティブを分かり易く、かつ現在のリモート状況や新しい方法論を上手く纏めています。「ふりかえり」と言っている様に、アジャイルやスクラムに絞った話ではなく、通常の仕事の中でどの様にふりかえりを行い、パフォーマンスを上げていくかを書かれています。
アジャイルやスクラムを知らない方でも「ふりかえり」を上手く行いたい方にお勧めします。

あとはテキストを通読し、当日を迎えました。

2.講義の内容

基本的には講義が7割、3割がQAとワークショップになります。
他社のコースに比べると講義が多めですが、その分情報量が多い印象です。
私の時の講師はジェームズ・コプリエンだったので、講師に因るかもしれません。ちなみに、この方はデイリースクラムを考えた方の様です。(すごい!)

ざっくりの流れは以下になります。

  • 認定試験についての説明

  • 2020年に改訂されたスクラムガイドの変更点

  • Scrumの歴史

  • Scrumの理論、コンセプト、プラクティス

  • 自己管理とは

  • イベントの詳細

途中で以下のワークショップを挟みます。

  • 自己組織化された組織を体感する

  • PBI作成を体感する

  • スクラムマスターが遭遇する問題への対処についてのディスカッション

最後に大規模なスクラムについての概要をお話され、終了。

その後、テストについての話など事務連絡。

3.受講後

コプリエンから参考資料がすぐに送付されます。
また、スクラムアライアンスから初回であれば会員登録についての案内などが来ます。
会員登録が終わると、すぐに試験が受けられる様になります。

試験について、時間は60分で50問中、35問以上?で合格になります。かなり簡単なので、しっかり復習すれば問題ありません。
試験が終わるとその場で合否が出ます。受かるとすぐにスクラムアライアンスの個人ページに結果が反映され、Linkedinとの連携も可能になります。有難いバッチと合格証明書も発行されます。

4.感想

私自身はAgile / Scrumと馴染み深い為、新しい知識よりは頭の整理が出来ました。ただ、CSMを取得出来た事で、基礎となる知識を持っているという自信は付きました。加えて、以下のチャンネルを紹介頂いたのですが、かなり有益な内容が多く良い情報源を頂いたと思いました。

また、QAもかなり丁寧に回答頂き、補足情報も沢山頂く事が出来、有益でした。新たに学んだ事としては、以下です。

  • PBIには、休暇や研修などのチームへの投資活動も入れる

  • スクラムの構成要素である、3-5-3(恥ずかしながら知りませんでした)

  • ドラッグの考え方

  • スウォーミングの重要性

  • 技術的負債は経営負債(借金である)→わかりやすい!

皆様も興味があれば、その時が受講するタイミングだと思いますので、是非トライしてみては如何でしょうか。
ここまで読んで頂き、有難う御座いました!

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