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肩の力を抜くという気合いの入れ方


入社して1年が経った。
これを書いて、しばらく時間が経つ。

あの後異動して、現在の場所で半年ほど過ごした。特に2つ目の職場は、良い人ばかりであった。
同じアイドルが好きなKさんとコンサートに行ったり、主婦のTさんとご飯を食べたり、おじさまのMさんからは奥様が働かれているという美味しい餃子屋さんのエビ餃子を貰ったりした。
仕事においても、テクニック的なところをたくさん教えてもらった。若くて青い私を包み込んでくれるし、基本的に肯定してもらっている。

つくづく、仕事は人間関係が全てだと思う。
好きな人たちと過ごす1日は、仕事であれど楽しい。職場に向かう足取りはいつだって軽く、職場に踏み入れる前に気合を入れるべく深呼吸をする必要はなかった。

特にMさんは、私の肩の力を抜くために出会ってくれたのだと思う。

頑張りすぎる人間は、いつかプツンと糸が切れたときに倒れる。
私は昔から追い込むことが正義だと信じて疑っていなかった。
受験勉強も部活も死ぬまで頑張るべきだと思っていた。自分の高校時代を振り返ると、寝る時と部活の時以外ずっと勉強していたなと思う。
入社してからもフルでギアを上げて働く気でいたし、そうでなければならないと思っていた。
実際、頑張ることは大切だし、真面目な人が報われるべきだと思っている。

でも、仕事は人生に直接関わることだからこそ、死ぬギリギリまでやっちゃいけないと思う。
だって、大体の人は結局生きるために働いているのだ。

もちろん趣味みたいだと感じる人もいるだろうし、ナンボでも仕事したいと思う人もいるだろう。考え方は人それぞれだ。
でも私は、仕事以外の時間をちゃんと大切にしたい。そのために定時で帰るべきだし、メリハリをつけるべきだと思っている。

Mさんは「はい、じょんさん〜休憩中は仕事しないんですよぉ」「じょんさん定時ですよ?帰りましょうね」と声をかけてくれていたし、何よりも自分から率先して帰る。そして家では愛息子と愛娘と遊んでいるらしい。
でも、やるべき仕事は全部やってから帰っている。

5月から、私はまた別の場所へ異動することとなった。今回は転勤を伴うため、前回以上にがらりと環境は変わる。
そして、責任を伴う仕事になる。
周りの人たちは私に指示を仰ぐこともある。
そうなったときに、どういうスタンスでいるべきなのか考えたときに、Mさんくらいのラフさで構えるべきなのではないかと思うのだ。


仕事だけが人生じゃないよ必要以上に犠牲にしないでね、と周りの人達にちゃんと伝えられる人間でありたい。
それでいて、ちゃんと結果を残す

そのためには、毎日タスク化して効率的に業務を終わらせられるようにならなければならない。
かなり無理難題だとは思うが、これまでギアをマックスにしてアドレナリンだけで生きてきた私にとっては、残業を当たり前にしないぞという気概で働くくらいでちょうどいいのだと思う。

この職場の人たちは、私が頑張っていることを認めてくれる。私も誰かにとってそういう人間でありたい。目の前では肩の力を少しだけ抜いてもいいんだと思わせられる人間でありたい。



周りの人にたくさん甘えて自由にしていた場所から、しっかりと両足で立ち、軸を持って冷静に判断しなければならない環境へと進む。
いつでも見返せるように、大切にしたいことをここに決意表明しておきたい。

・優柔不断をやめる。言い切る。
・確認不足による凡ミスを減らす。
・指示する前に率先して自分がやる。
・周りのネガティブに引っ張られない。
・健やかに生きる。



自分がどう生きたいかよく考えることがある。
そこで結論として出たのは、
好きなものを好きと言って、好きな人たちに少しでも優しくありたい
ということだ。
そのためには心の余裕揺るがない信念が必要なのである。

これから環境はがらりと変わる。
ポジティブに仕事を楽しみたい。
5年後どうなっているかなんて分からないけど、人をどう動かすか学んで、優しくなれる日々にしたい。

……数年前からnoteを書いているが、随分と心情の移り変わりを感じる。また働いて考えは変わるんだろうなぁ。
まあ、それが人間っぽくていいか。

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