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入院、そして娑婆へ

腸閉塞で8日ほど入院していた。
控えめに言っても、入院生活は最高だった。

7階に入院していたので景色はいいし、地上から離れているから騒音もなく静か。

そして比較的新しい病院だったので、入院も全然怖くなかった。
これがボロボロの病院なら絶対もっと早くに退院していただろう。

何より素晴らしいのは、インターネットがないことだろう。
スマホのパケットも早々になくなったので、あとは大人しく本を読むくらいしかすることがなかった。

しかしこれが最高だった。
ネットがない世界ってめちゃくちゃはかどりますよマジで。

できればもう一週間くらい入院していたかったがそういうわけにもいかず、娑婆へ。

久しぶりに仕事に復帰したのだが、まぁ不思議な感覚に襲われた。

いらいらする、とにかくいらいらする。

なんだろう、入院してた時は8日間ほとんど誰とも関わらずに一人で読書をしていた。
それがすごく心地よかった。

だが娑婆へ復帰して、周りに人がいる、インターネットがあるとなると、途端にいらいらしたり不安になったりする。

これは一体どういうことなのだ。

私は他人の感情というものに、もっていかれやすい性格なのだろうということが改めてわかった。

入院していた8日間はすごく満ち足りていた時間だったのに、復帰初日で早くも現実世界が嫌になるという有様。

やっぱり私はあまり人と関わらないほうがいいのだろうか。
人がいるとなんとなく落ち着かない。

社会って難しいな。

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