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イタリア滞在155日目・156日目・157日目・158日目・159日目

プーリアへと向かうフレッチャロッサの中で書いています。フレッチャロッサとフランチャコルタの音の響きが似ていて毎度迷う。

金曜日から日曜日にかけて、ピエモンテのバルバレスコ村へ行ってきました。途中、一瞬だけジェノヴァにも。

ジェノヴァへと向かうバスから。写真にはないけれど、イタリアの西海岸であるリグーリアでは崖のような斜面が海沿いにずらっとあり、家も段々畑みたいに建っている。オリーブやワインもそのような崖で作るから丁寧な(かつ危険で時間のかかる)手作業で行われている。
「ジェノヴァ B級」でググって出てきたフォカッチャを食べに来ました。ほんとはパスタ・ジェノヴェーゼを食べたかったけれど乗り換えの時間がなくてね。後から調べたことだけれど、"Tipo Recco"は「レッコ風フォカッチャ」らしく、本物じゃないみたい。これはオーブンで焼いた後に常温に戻ったフォカッチャだけど、やっぱり出来立てがうまいらしい。ちなみに常温のfocaccia al formaggio reccoは日本でもよくあるチーズ入りパンみたいな味がした。フランスっぽいやつ。
半分に切って重ねて耐油の紙に包んで渡してくれる。コンパクトでいい。朝にパン屋に寄って、朝食or昼食を買う需要が多いのだと思う。いいパン屋が道端にある生活、羨ましい。日本だとどうしても一部の駅か(有名店は常に人だかり)、町外れに行かないと美味しいパンに巡り会えない印象。
このお店で買ったのだけど、お兄さんがポーズ決めてくれていることに後から気がつきました。僕もこのキャラになりたい。
お店に行ったのは12時頃。この時間になるとパンはほとんど焼き上がっていて(そして売れていて)、後片付けを始めている。
飛んでバルバレスコ村です。バルバレスコ村までの電車はなく、アルバやアスティからバスや車でしか来られません。
今はオフシーズンだから車は数えるくらいしかないけれど夏は駐車場がないくらいに溢れるらしい。
村を囲んで葡萄畑がズラーっとある。
向こうに少しだけ山が見える。山頂にはまだ雪が残っている。こーゆー景色って北海道の美瑛に似ていて。山に囲まれているのも相まってとても落ち着きます。
なかなか見られない景色よね。イタリアに5ヶ月もいるのに。
土曜日はメルカートが2店舗だけやってました。チーズ、トリュフ、ヘーゼルナッツ、グリッシーニなどが売っていた。ピエモンテはトリュフとヘーゼルナッツ、そしてワインが有名です。黒トリュフ入りのチーズ、ものすごい美味しくて好きだったけれど、お引っ越しの予定があるので今回は購入できず。
日曜日は3店舗に増えた。
生鮮食品も少しだけ。
帰りの乗り換え。Viareggio. この前に来た時はカルネバーレの時だったので駅をじっくり見ている暇がなかったけれど、普段はこのように駅のホームに駐輪する文化があるみたい。

遥々バルバレスコ村へ来た理由はもちろんありまして。

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