イタリア滞在147日目・148日目・149日目
乗り物に乗っている時に筆がよく進みます。乗り物に乗っているときはいつも不思議な居心地で。環境は人を変えると言いますが、乗り物に乗っていると僕は普段通りに過ごせなくなります。これはバルバレスコ村へと向かうFlixbusの中で書いています。
木金は午前語学学校。土曜日はお肉が美味しいお店で「牛の内臓を堪能する会」に行ってきました。飲み放題付きで70ユーロ。これは安い。
ここらで僕は泥酔してしまい「ちょっと休憩」と寝落ちしたら
イタリア料理で特筆すべきことは「食材を無駄にしないこと」。
イタリアというと南イタリアのような陽気さと豊富な食材が想起されますが、山岳地帯では豚を飼い、屠殺し、保存食を作ります。作られるのはプロシュートやサラミ、サルシッチャだけでなく、コッパやラルドなど一頭の豚からいろいろな食材が作られます。無駄になる食材はない。
今回の食事会は牛ですが、内臓のような日持ちしない食材は保存食としてではなく、その時期にだけ食べられる料理として消費されていたのでしょう。イタリアに来たからにはそういった品を食べたいと常々望んでいたのですが、ようやっとその席に着くという幸運に恵まれました。
単に内臓を食べるだけなら、他でも味わうことはできますが、この量、この種類を一度に堪能できるのはなかなか珍しいと思う。貴重な会だった。
Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!