丁寧な暮らし、向き合うこと、街を耕す存在
11月10日、日曜日。国際連合大学で行われていたリノベーションEXPO'19の講演を2つ聞いてきた。平田はる香さんと龍崎翔子さん。
お二人とも、ある時に情熱を以て、ある時は繊細を以て、世界に関わる様を常日頃から拝見していて「いいなっ!」と思ってた。
平田はる香さんはnoteで、龍崎翔子さんはCXO Night #4 「見えない魅力の引き出し方」でその存在を知った。
余談だけれどCXO Nightを主催されている坪田さんもめちゃくちゃ面白そうな方。
平田はる香さんのnoteで初めて読んだのはたぶん山の上のパン屋に人が集まるわけで、その実績もさることながら、それらを分析して、言葉と図にする能力、今後の方針を見据えた胆力とか、とにかくすごいと思った。記事を久しぶり流し読みしたけれど、未だに有益そうな内容。
なにやら料理もすごいらしく(最初の事業はパン屋)、是非一度お料理を食べさせていただきたい。
龍崎翔子さんはホテルプロデューサーで、北海道や京都などにホテルを持ったりなんだかオシャレなことをやっている。そこだけ切り取ってもまぁすごいんだけど、好きなことをとても楽しそうに話すところがとっても好き。
CXO Night、時間とか進行とか色々あったと思うのだけれど、とにかく話すときに一生懸命というか、情熱をもってというか、言葉に実感をもって話されていたのがすごく印象的で、動画経由で眺めていた僕は一瞬でファンになった。
なんだろ、魂とつながっているというか、地に足がついているというか、「なんかすげぇな」って感じる人は一様に愛があふれている。
そんなお二人の講演に行ってきた訳ですよ!生講演!!!
講演の詳しい内容は平田はる香さんの分については以下のnoteにまとめっている。
講演の仕方もおもしろくて、話すテーマを選択式にして司会者に選ばせていた。後半は参加者から希望があったテーマを話していた。ちなみに「言葉の余白」についてリクエストしたのは僕だぜ!!cakesでも記事を書いていたり、言葉に一日の長がある平田はる香さんが扱う言葉の余白ってなんだろう、って気になっていた。
「敢えて曖昧にする」「言い切らない」「問いかけベースにする」と言っていたけれど、つまるところ従業員とのコミュニケーションを丁寧にする。言葉を慎重に扱うってことだと理解した。ディジタルなコミュニケーションを可能なかぎりアナログにしたいのだろうと。
それはとても丁寧な人との接し方だし、そんなコミュニケーションができる、そんな環境で生きているのがとても良いなと感じた。
龍崎翔子さんのトークは岩崎達也さんとの合同だったので、お話をたくさん聞けた訳じゃないんだけど、聞いているだけで幸せだった←ただのファン
龍崎翔子さんはホテルのことを「街を耕す存在」と言っていて、それがすごく良い表現だなって感じた。
"The 資本主義"なやり方が、僕はあまり得意じゃなくて、勝者総取りというか、周りから巻き上げていくのは、なんだかなって思ってしまう。
たしかに幸せの総数は増えているのかもしれないけれど、他者との競争ベースの生き方って全体として幸せに至る道なのだろうか…ってなっちゃう。
だから、龍崎翔子さんの言うような「周囲も幸せにしていくよ」的なメッセージはすごく好き。単に自分たちだけが儲けるのではない。地域の人々、文化、環境と一緒に生きていくってアプローチは本当に尊敬する。
僕も身近なところから幸せをひろげようと努力しているつもりだけれど、ビジネスとしてより大きな輪で実践しているのを見るのはとても刺激的だった。
そんな大好きなお二人の講演を聴けてよかった。
お二人のような、自分と他者に丁寧に、そして身近な人、世界を耕していける人間になりたい。
↓は龍崎さんのホテル、HOTEL SHEのブランド「BOY MEETS SHE,」から今日届いたスウェット。一目惚れだったので、着てるの見たら褒めてねっ!!
今年の夏には平田さんのお店にも行ったのです。
最果ての旅のオアシス、HOTEL SHE, KYOTOと最果タヒのコラボ「詩のホテル。」も行きたい~
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