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イタリア滞在224日目・225日目・226日目・227日目・228日目・229日目・230日目

久々の更新です。Ciao!  

さてさて、もう2ヶ月前になってしまいますが、ピエモンテ滞在記はこれを含めてあと2回。今回は Sucre朝カフェ、monopattinoパンク修理、自動車ピックアップ、ナチュールエノテカ、Franco Roccaでdegustazione、夜ピッツァの6本です。

朝6時半に起きてmonopattinoの修理に向かいます。後輪がパンクしちゃったのです。でも
Albaまでのバスは朝にしかない。小雨の中濡れながら来るともしれないバスを待っていたら息子の送迎に来た大家と会いました。イタリアの田舎だとバスは一日1,2本しかないんだけど、バスが走っている時間は子供たちの登校時刻でもありました。朝7時くらいと14時頃。給食はなくて、15時前後に帰ってお昼を食べるのがイタリアスタイルです。
Albaのautostazioneには子供たちがたくさん。
バス待ってたんだけど手違いで全然来なくて。みんな困ってた。何が起きているのか、どうすればいいのかをそこら辺の人に相談できるからイタリア語勉強していてよかった。
こっそりパスティッチェリアに来ました。人からお勧めしてもらったお店なんだけど、行く機会がもう作れないかもしれないからこっそり来ました(内緒だよ)。
いいお菓子屋さんは入っただけでそうとわかる。お店のお客さんも上質そうだった。
ブリオッシュも気になるんだけど、店の端の方に追いやられていたから今日はブリオッシュの日じゃないのかもしれない。
ケーキがうまそ〜〜。
じゃん。
ランポーネのチーズケーキ。これがマジで美味かった。フィラデルフィアのクリームチーズを使っていると言ってたとろける。食べた気しないからすごい気持ちよく食べ続けられる。クッキー生地も美味しい。
次いつ来られるかわからないのでケーキ2個頼んじゃった。朝なのに。定員引いてた。ジャンドゥイヤ、ヘーゼルナッツのケーキ。こっちも美味しかったけど少し重かった。観光客向け。
バンコの雰囲気もいい。
エスプレッソマシンはChinbaliでした。
朝カフェを決めたので次はmonopattinoの修理です。
後輪がズタズタになってた。多分、借りた時から気圧が下がり気味で空気が少しずつ抜けてたんだと思う。その状態で走り続けてしまったから単なるパンクの修理では収まらなくてチューブの交換になりました。25ユーロ。穴を塞ぐだけなら20ユーロだったそうです。あまり変わらんね。
自転車のパンクとか、東京なら難なく解決できるけどイタリアだとそうはいかない。メーカーに連絡すべきなのか、どこかへ持って行けばいいのか。イタリア人の友達に助言をもらったのでなんとかできました。感謝。
「この後どうしよっかなー」と店を出たら前から気になっていたナチュールのお店が開いていたのでふらり。
左下のPiero Bussoに愛が込められている。
il menu.
Pino neroの白があったので頼みました。LANGHE BIANCO "PINNER" 2021.
グリッシーニとヘーゼツナッツです。
グラスワインのラインナップ眺めてたらPiero Bussoがあったので頼んでみました。Langhe Bianco. この後運転するんだけどね。自然派の作り手らしい。
こちらはStuzzichino. 右からsalame cotto, ricotta. 緑のは名前忘れちゃったけど豆的なの。最後はタジャスカの酢漬けオリーブ。量は少ないけど上品。
2杯目のストッツキーノです。左からsalame crudo, Toma, Patate, Parmigiano.
棚を見るのが楽しい。
Barbarescoをたくさん飲んできたけど、どれがナチュールかって未だにわかんなくて。お店でナチュール寄りのワインの写真を撮らせてもらいました。
Barbarescoもナチュール、自然派あるんだ。
Chiara boschisがあります。バローロも探求したーい。
Piiero Bussoが置いてありますね。その隣の馬のカンティーナのはこの前飲んだけど美味しかった。
棚のラインナップも気になる〜。
日本で飲んだことあるやつ!da Rio!
3が潔すぎる。飲んでみたい。
日本酒熟成酒もあるっぽい。私、気になります。
「日本人なんだけど、、、」と話しかけたら色々見せてくれた。
空瓶展示たのしーよね。
その後は修理していた車を取りに行きます。家までの帰路はまたもヒッチハイクで帰りました。前述した通り14時までバスが走ってなくて。雨の中ダンボールを傘がわりに歩いてたら親切なおじちゃんがわざわざ車を出してくれました。感謝。
修理終わったけど異常の通知が消えてない。1週間くらい乗ってたけどエンジンが何度か止まりました。直ってなーい。
フルーツは毎週買います。洋梨が好き。Pere Coscia. 朝はフルーツを食べるようにしています。水分とビタミン。
ピエモンテは海が近いからかシチリアのオレンジが入ってくることが多いように感じる。ミラノでは「シチリア」という記載はあまり見なかったような。
Neive altoへと車を走らせまして。Franco Rocca.
入り口です。
Franco Roccaはピエモンテでできた友達、ピエールのお父さん(とその家族)がやっているワイナリー。最初はピエールのお母さんが案内してくれました。
Franco Roccaではネッビオーロやバルバレスコ、バルベーラを作っているのですが、使っている樽は2種類。スロヴェニア産の樽とフランス産のバリック(子樽)です。熟成期間はそれぞれ24ヶ月、28ヶ月。
その名をombreneroと言います。
バルバレスコは木箱に入れて出荷します。高いからね。
瓶詰めの装置など。シールはお父さんが手張りするそうです。すげえ。
この手の機械を見ると前職を思い出します。
熟成庫。
地下にはお家用、友達用に保管されているワインがずらり。
エチケットにピエールの名前が書かれている。彼が成人したら開けるのでしょう。マグナムボトル。
こちらも名前がついている。いーよね、こーゆーの。理想の味のワインとかは特にないけれど、趣味でワイン作って名前をつけたい。醸造学学びたいな〜。
こちらはピエールの名前が付けられているワイン。Piergiorgiu。
こちらは醸造室。セメントタンクは初めて見ました。こちらは古い造りのタイプ。赤ワインはぶどうの実から絞ったモストを果皮と一緒に漬けるマセラシオンという工程があります。その際にモストから浮いた果皮が乾かないようにモストを上から浴びせることをリモンタッジョと呼びます。古い造りのセメントタンクだとこのリモンタッジョによるモストが均等に行き渡らなかったらりします。
これはぶどう作りに昔使われていた器具。今でも使ってるんだったかな。
畑を指差して、この畑ではどの葡萄を作っているかを教えてもらう。
フルーツ作ったり、少し離れたところでも葡萄を作っている。
トラクターとか特段好きなわけじゃないのだけど「こういった道具から美味いワインは作られるんだな」といつもしみじみとしてしまう。
お待ちかねのdegustazioneタイムです。
まずは白から。
シャルドネ。どれも美味しかったけれどこのシャルドネが一番好きだったかも。フィルターをかけて作っているそうだが次からは止めるらしい。フィルターをかけなくても美味しいと思うけれどこのバージョンが楽しめてよかった。
Barbera d'Alba, Monbriche.
サルミやパルミジャーノがお供です。
Balbera d'Alba, Ombrenero. 赤ではこれが好きだったかも。
Langhe Nebbiolo. これが美味しいと聞いたことが訪問のきっかけです。2日目で味が変わるとか。
Albesani. Fraco Roccaでは2種類のバルバレスコを作っている。もう一つはGallina. どちらもクリュの名前。
写真抜けてるけどドルチェットもあります。白とドルチェットは樽熟成をしていない。
いつまで経っても終わらないdegustazione. 「美味しい、美味しい」と飲んでいると無限にワインが出てくる。これは2016年のAlbesani。
右の青いのはネッビオーロとバルベーラのブレンドだったかな。赤ではこれが一番好きだった。市場に流通してないやつ。
宴もたけなわなタイミングでピエールがラザニアを用意してくれた。欧米の人はこの手の心遣いが時折ある。にくいね。


お値段表。
ワインをたらふく飲んだ後は泥酔でピッツェリアへ。振興会です。
それぞれ自分が好きなタイプのビールを頼んで回し飲んだのだけど、各自「俺のが一番うまい」と思ってました。僕はラガーがスタウトっぽいのを頼んだはず。
代理店はルシオールさん。

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