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おうちで楽しむアイリッシュ

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セッションやケーリーだけがアイリッシュの楽しみ方?本を読んだり、動画を見たり、歴史を知ったり。アイルランドを知る方法は沢山あります。アイルランドをお家で知れるマガジン、はじめまし…
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#ケルト音楽

アイルランド音楽・ダンスを愛する僕たちに"今"できること

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の流行により、セッションやケーリーなどのアイリッシュ関係の各種イベントが中止・延期が続いています。 こうした状況がいつまで続くのか。 セッションやケーリーを以前のように楽しめる日々は戻ってくるのか。 生演奏が主軸にあるアイルランド音楽・ダンスはどうしてもコロナとの相性が悪い。 残念ながら、コロナとの戦いは長期戦になりそうです。 それでも、僕たちはアイルランド音楽・ダンスを愛している。 この文章では、COVID-19の感染を

グループ編〜アイリッシュミュージック音源帳〜

はじめに知っているグループをリスト化しました。自分が知っている範囲なので偏りがある点、ご容赦ください。 シリーズとして"アイリッシュミュージック音源帳"としてますが、商業的括りの"ケルト音楽グループ"の方が名称としてはマッチしたリストかと思います。割合としてはアイルランド音楽が多いです。 海外グループを記載していますが、お気に入りを見つけましたら、アイルランド音楽と認識する前に出身地や活動を調べていただきたいです。 様々な他ジャンル由来のアプローチや土地毎の違いがあるな

ノーサンバランドの民俗音楽の歴史

ローマ時代の遺跡ハドリアヌス長城や、映画ハリーポッターのロケにも使われたアルニック城(Alnwick Catsle)は、イングランドとスコットランドが国境をめぐって争っていた中世を代表する城です。そのような古城が点在するイギリス北東部はノーサンバランドと呼ばれ、独特の景観と、豊かな伝統が残る地域です。そんなボーダー(国境)の音楽をさっそく見ていきましょう。

有料
250〜
割引あり

もう一つのヴァイオリン、フィドルとの出会い

 みなさんは、どのようなきっかけで音楽や楽器に出会いましたか?その出会いはどういうものでしたか?音楽で悩んだりしたとき、出会いを思い出し、初心にかえるのは大切ですよね。私がフィドルに出会ったのは2002年なのでずいぶん前のことですが、その時のことはよく覚えています。 イギリスの市民向けの成人教育(Adult Education)がきっかけ  イギリスに着いてからこの地に「フィドル」というものがあって、それがどうやらヴァイオリンのことらしい、ということを私は日本からの留学生

Nicolas Quémener (Guitar)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 With Arcady・After the Ball (1990) ・Many happy returns (1995) With The Celtic Fiddle Festival・Live in Brittany (2013) ・Storm in a Teapot (2017) With Dave Sheridan, Ciàran Somers ・Faoi Bhlath(2007) With R

文献紹介(その1)~絶版になってしまったアイルランドの民俗音楽の決定版

アイルランドの音楽についてよく知りたいとき、どのような本を参考にしたらよいでしょうか。真っ先に挙げられるのが、アイルランド音楽の研究の第一人者であるブレンダン・ブラナックが書いた『アイルランドの民俗音楽とダンス(Folk Music and Dances of Ireland)』です! 本書について 1971年に多くの人に待ち望まれた末、アイルランド音楽について学術的に研究調査された本が出版されました。アイルランド本国でも長年に渡って他の主要な文献に引用されている基本的な

Paul Brady(Guitar)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 Solo studio albums・Welcome Here Kind Stranger (1978) ・Hard Station (1981) ・True for You (1983) ・Back to the Centre (1985) ・Primitive Dance (1987) ・Trick or Treat (1991) ・Spirits Colliding (1995) ・Oh What a

Ian Carr(Guitar)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 *他ミュージシャンと混同 Solo・Who He? - Ian Carr & The Various Artists (2013) ・I Like Your Taste in Music(2020) With Eilidh Shaw・Heepirumbo(1998) With Liz Doherty・Last Orders(1999) With John McCusker・John McCuske

Ed Boyd(Guitar)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 With Flook・Flook! Live!(1997) ・The Four of Us(1999) ・Flatfish(2000) ・Rubai(2002) ・Haven(2006) ・Ancoea(2019) With Buille・Buille2(2009) With Lúnasa・Lúnasa with the RTÉ Concert Orchestra(2013) ・Cas(2018) W

アイルランドの民俗音楽の歴史

アイルランドの人々に愛され続けたダンスの文化。大飢饉の間も絶えなかったダンスの娯楽。アメリカから音楽が逆輸入! 教会から弾圧されて消滅の危機に!? そして甦った伝統の音楽。アイリッシュファンなら押さえておきたい、波乱万丈な音楽の歴史を駆け足で見ていきましょう!

有料
250〜
割引あり

John Blake(Guitar, Piano, Flute)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 With Téada・Téada(/Irish Traditional Music)(2002)(flute, whistle, guitar, piano) ・Lá An Dreoilín(/Give Us a Penny and Let Us Be Gone)(2004)((flute, whistle, guitar, piano) With The Tap Room Trio ・The Tap R

アイリッシュコンサーティーナにおける装飾音について #6 ドローンとコード

ここまで様々な装飾音について分析や解説をしてきましたが、今回で一区切りとします。 最終回の内容はドローン(Drone)とコード(Chord)です。 厳密な定義からすれば装飾音には当てはまらないと思うのですが、アイルランド音楽におけるコンサーティーナの奏法としてはとても重要なもので、海外のサイトを見ても装飾音(Ornamentation)の一種として加えられていることが多いため、ご紹介します。 ※前回の記事(トリプレット編) ■ドローンとはドローンは、主に民族音楽でよく使

Donogh Hennessy (Guitar)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 With Lúnasa・Lúnasa(1997) ・Otherworld(1999) ・The Merry Sisters Of Fate(2001) ・Redwood(2002) ・The Kinnity Sessions(2003) With Marie Fielding・The Spectrum Project(2020) With Marie Fielding, Tom Orr・An Trá(2

Séamie O'Dowd(Guitar / Fiddle)

アルバムタイトルに、AppleMusicのリンクを掲載しています。 With Dervish・MIDSUMMERS NIGHT,(1999)(guitar, fiddle, harmonica, vocals), ・SPIRIT,(2003) ・TRAVELLING SHOW, (2007) ・STAGE TO STAGE, (2010) ・THE GREAT IRISH SONGBOOK, (2019) With BackWest・THE LONG WALK(2017)