職場で皆と黙祷する

 こんばんは。今日は忘れもしない東日本大震災が発生して13年が経った日でした。
 多くの日本人にとって辛く悲しい出来事で、世界の人たちも含めて、大きな時代の変わり目になったことは間違いないでしょう。
 いま生きてる私たちは、あの震災を経て多くをアップデートしてきました。アップデート「しなければいけない」多く、意識はもちろんガラリと変えられたでしょうが、スピード感を持ってインフラを整え更新する必要があった13年であったことでしょう。

 目まぐるしく新しい基準に変化してきた私たちがいる一方で、あの日大切な人を亡くし、その悲しみや辛い現実を心に持ち続けてる人がいることも確かです。表面上は、この目まぐるしいアップデートに慣れて今にキャッチアップして生きている人も、常に心のどこかで「あの日」を抱えているのです。

 このギャップたるや、私には想像つかないものもあるでしょう。
 そして、このギャップに気づきながらも、それを論理的に解釈することすら、したくない人もいることでしょう。

 きょう、職場では東京出身の私、仙台出身の先輩、名古屋出身の後輩が、一緒に14:46を迎えました。
 みんな黙祷はしていましたが、特に私は隣に立っていた先輩がどんな思いでこの瞬間を迎えているのか想像するだけで悲しく、目を閉じることができませんでした。目を閉じたらそのまま涙が溢れてきてしまいそうだから。

 あの時、私は大学入学を前に東京の実家に1人でいました。大きく揺れました。
 揺れやすい家でしたが、それまでに経験したことのない揺れでした。家を飛び出して近所のご老人たちに声かけをしたのを覚えています。あの時の出来事は、いつまで経っても忘れないことでしょう。

 目まぐるしく、各地の災害の情報が飛び込んできて、テレビを見てもそればかりで。
 そんな状況で被災地に行くという発想が浮かばず、普通に進学して。入学式は遅れて実施されましたが。
 震災のことを忘れて過ごしているような大学1年の暮らしで、3年生で初めて被災地を訪れて、ものすごく恥ずかしかった覚えがあります。

 だから、今でも被災地にいた人たちには、何も言葉が出てきません。

 今日、隣でどんな気持ちで立っていたのか、その先輩にはまた気持ちを聞けるタイミングで聞いてみたいです。

雑談余談
・いつも温厚で優しいのに実はパワハラ気質な人
・靴磨きをしても効果は1週間持つか持たないか
・河川敷の芝刈りは違法なのだろうか

以上

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