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差別と偏見 総論


はじめに

ー自分を裁くのは、他人を裁くよりずっと難しい。それができたなら、そなたは真の賢者だー
                 サン=テグジュペリ『星の王子さま』

常識

常識を持っていることは一面判断の迅速化に役立つが、当然ほかの可能性を捨て、保守的になるという面がある。私自身、高校時代の基本的な古典(not量子)物理でさえ腹落ちするのには相当の苦労を要した記憶がある。

恐れるべきは堕落・腐敗よりも機能不全

上り調子のときに機能不全な部分をみつけ対処するのは難しい(例えば成長中の企業の経営陣に求められること)。しかし違和感の芽は早いうちに摘み取らないと、根を張られてからでは出血も大きい。

差別と偏見

常識こそが(強固で打ち破りにくく、)差別と偏見に満ちたものである。私としてはこのような考えであるので、常識を押し付けもしないが、否応なしに押しつけられるのも困る。また押し付けずとも、快く表明してくれる人がいるならば、上の機能不全の面から言っても有難いことである。個人の経験は読書で補ったとしてもたかが知れている。

おわりに

総論として常識が差別と偏見でできており、問題なのはそれ自体ではなくその機能不全であると述べた。次回以降、各論として私の常識的(すなわち差別と偏見に満ちた)意見を表明する。

文責筆者


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