仕事が楽しくなる工夫を、Asanaで。
本記事は2021 Asana Together アドベントカレンダー の参加投稿です。本日3日目。ぜひほかの記事も覗いてみてください(リンク先の画面下のほうに記事リンクが辿れるようになっていますよ)。
当記事は「仕事が楽しくなる職場づくり」の話と、Asanaを使った「仕事のワクワク」を増やすワーク・ハックについて書いてます。
「仕事が楽しい」って、圧倒的正義。
わたしはCX戦略コンサルタントという仕事をしています。クライアント企業が顧客の声を聞いたり分析したりするのを手伝い、効率的に新サービスづくりやビジネス改善できるようサポートするのが仕事。
究極のゴールはクライアントの顧客・従業員の声を編集しながら、クライアントの職場に「仕事、楽しい!」となる生態系をつくること。その状態になると、働いているみなさんの顔が変わります(イキイキした顔になる)、職場内の会話が変わります(顧客についての仮説やビジネス改善仮説を語り合うようになる)。そして業績が改善します。「仕事が楽しい」と感じる職場づくりはビジネス成長において圧倒的正義だな、って感じてます。
「楽しい」の源泉は成長・発見・承認
「仕事が楽しい!」と感じる職場作りはオフィスをオシャレに改造するとか、社内の福利厚生を手厚くするとかではありません。
顧客との対話、社内での対話など、既存のビジネスプロセスの中にある小さな「ワクワク」を継続的に体験できるよう、しくみ化したり、可視化したり、定着させる取り組みです。
たとえば・・・
「仕事のワクワク」の例
といったことなんですが、イメージできますでしょうか。
毎日職場でこんな体験ができたら、仕事は楽しくなると思いませんか?
「仕事を楽しく」の可視化&管理に便利なAsana
で、お待たせ😇 Asanaの話題です。
「仕事が楽しい」と感じる職場作り─プロジェクトの進捗を管理しながら、同時に参加メンバーの「ワクワク」を可視化したり社内対話を横からサポートするのって簡単じゃありません。
そこで、Asanaガチ勢としては(2011年β時代から利用。Asana 認定プロ改めアンバサダー、Forum Leader)Asanaを使ったらいろいろいいかんじにできるんじゃない? と使い方を模索している最中です。
その流れの中で上に挙げた3つの「仕事のワクワク」をAsanaで活性化する方法を考えているうち、シンプルに職場活性ハックとして利用できそう、と思うようになったのです。
Asana使い慣れてる人には「当たり前じゃね?」と感じること多い半練り状態ではあるのですが、使い方提案(β)として共有したいと思います。
1. チームや自分の成長を実感
─Asanaゴール機能を使って確認&更新
多くの企業で実施されている個人目標設定と確認。四半期〜半期ごと上司とのミーティングを実施して成果やチーム目標との軸合わせを振り返るって大切だし理にかなっているはずなのに、スプレッドシートに書き出した瞬間から形式化して茶番ぽく感じられる現象に名前をつけたくなります。
ところがAsanaの「ゴール」を使うと、全く見える世界が変わります。日々変化する目標とライブでつながってる感が強い。OKR(Objectives and Key Results)形式で会社の目標〜チームの目標〜個人の目標までをツリー構造化して管理する使い勝手を理解して慣れる必要はあるんですが。
組織の公式目標に個人目標(非公開目標)を自由に紐付け可能
ゴール数値(KR)を設定し、その進捗を記録できる
目標と連動するプロジェクト・ポートフォリオを設定可能
目標に対するステータスを自由に更新&メモ書き可能を添えられる
中でもすごくいいのが「ステータスの更新」で、目標の進捗を好きなタイミングでレビューして、そのメモをコラボレーターと共有できるんです。
Asanaのコア機能であるプロジェクト管理機能とゴール機能はゆるやかに繋げられる一方で自動連携されていないのが逆に使い勝手がいいんです。
(たとえばKey Resultsの数字入力は自動化されておらず、手入力)
カジュアルに目標と現在位置を比較できるので、「目標振り返りミーティング」とか言わず、毎週1回とか毎月1回とかの1 on 1のミーティングでこの画面開いてメモやコメントを足しながら話して「更新」できます。
目標に向かって上司や同僚のサポートをもらいながら奮闘した記録をAsanaに残してゆくイベントは「期初に目標をシートに記入」→「期末に思い出したようにシート記入」の茶番感の払拭どころか、成長を実感する感動体験になります。
2. 仕事を通じて新しいことを発見
─共有や再利用にAsanaを使う
成果を生み出すチームは顧客について理解、顧客と接して感じた気付きを頻度高く共有しているようです。変化が激しく先が見通せないVUCA環境下での戦略として極めて有効で、顧客満足を高めるだけでなく、気付きの共有が新しいビジネスの機会を作る糸口となります。
一方で、仕事を通じて得た気付き、ディスカッションの記録情報をどこにどう置けば有効に活用できるか? はかなり難しい課題です。
Asanaを使っているチームならコメントオンリープロジェクト(ボードビュー)+投稿用フォームという情報共有ができますね。コメントを自由に書き込めるのでクラウドストレージへのリンクまでは自由に貼り付け可能。
仕事のプロジェクトからの参照リンク設置も簡単で、すべてがAsana内で完結するという安心感もすばらしいんです。
また、新しく試してみたプロセス(タスクリスト)がいい成果を生んだら、そのタスクリストをテンプレ化してチーム共有してみんなが使えるようにする、ってこともAsanaなら簡単にできてしまいます。
作ったテンプレを紹介する社内イベント開催もできそうです。使い方のコツを共有したり、他の人の仕事術を入手して自分の仕事の効率化を実感したり。チーム仕事の One for All, All for One を実感する体験になりますね。
3. 仕事を通じた承認
─便利ツールとしてAsanaを使う
中には 「甘えてつけあがるので、従業員を褒めてはいけない」ってチームもありますが、そうとう損していると思います。いや、損しかしてない。
褒めるって、働く人のやる気に火をつける(効果大)、すぐできる(簡単)、コストがかからない(無料)と、いいことづくめ。
ひとつ注意があるとすれば「なんでもかんでも褒めりゃいいってもんじゃない。効果的な褒め方のテクニックがある」というくらいでしょうか。上手に褒め合うチームの成長スピードは驚異的です。
Asanaはコメントに簡単に「いいね」(👍)ができる機能があるのはみなさんご存知の通り。しかしこの「いいね」を積極的に使うチームもあればほとんど使わないチームもあるとか。小さなことのように思うかもしれませんが「既読マーク」の代わりにでも👍されるとうれしいもの。インフレになっていいので活用しましょう。
スペシャルな時にはとっておきの「感謝」スタンプ。こんなん手間いらずでどんどんできる意思表示やん。活用しないのもったいないですよ。
これは調べ途中なのですが、APIを使えば、誰が多く「いいねした」とか「いいねされた」なども数値管理できるんじゃないかと思います(どなたかご存知でしたらコメントで教えてください)。
「効果的な褒め方」のテクニックとしてはこんなのがあります。
定期的に卓越した仕事を表彰する取り組みをされているところも多いと思いますが、Asana上に「ベストプラクティス認定&共有」という名前の専用プロジェクトを作り、褒めたい仕事や自慢したい仕事をタスクとしてエントリーっていいと思いませんか?
説明欄に@メンションでリアルな仕事の成果の参照がしやすい、プロジェクトをボードビュー形式に整理して「いいねボタン」を使って投票すれば審査までできてしまう。
社内コンテストは働く人たちのやる気を高める効果が高い一方、管理の手間が面倒と感じてる人は案外多いようで。Asanaならエントリー〜情報共有〜投票までできてしまう。こんなツールって他にないと思います。
現時点では妄想半分ではあるんですが「仕事を楽しくする」「職場を活性化する」ツールという視点でのAsana活用術でした。
2022年は実際に現場投入して極めたいなと思っています。
無料でのAsanaサポートも引き続きやっていますので、ご興味ある方、以下「2021/04/15 追記」部分ご覧ください。
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