切ってはいけない線
庭の雑草を刈っていたら、切ってはいけない線を切ってしまった。家と外のタンクをつなぐ大事な線だ。草に紛れていてまるで気付かないまま、その切ってはいけない線を切った。慌てて補修したけど素人にはまるで手に負えない。早朝だが駆けつけて修理をしてくれそうな業者を探し、ダメ元で連絡をしたら1時間後には切ってはいけない線を直しに来てくれた。約束の時間よりも早く現れ、手際良く直して、あっという間に帰っていった。出来ることだけきっちりやる玄人の姿にクラクラした。そういう、壊れたモノをササっと直してしまう人を見るにつけ、生命力というか、生き延びる力が溢れているなと思う。工務店の人とか、なんかあればすぐ直しちゃったりする。憧れにも似た眼差しで、今日は切ってはいけない線を直す姿を見ていた。「切っちゃったんですか。切っちゃいけないんですよこれ」と言われた。お、うん…
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