休職理由、たかがそれだけ。されどそれだけ。

私は今は元気に働いているが、過去に休職をして復職した経緯がある。

休職期間がわずか1カ月で済んだのは、早めの判断で休んだことだと思う。

しかし今日話したいのは、それでも尾を引くんですよ、一回そういうことがあるとね。という話だ。

今日、まさにそれを実感した。


①私の休職理由と早めの判断の重要性


私の休職理由はパワハラになると思っている。半年くらいの間に複数のことが重なったが、結局それだと思う。


裁判にかけるような大きなことではない。些細なことではある。


しかし、相手と私の関係に職位上の上下関係もあって、私はその中で萎縮したり、結果して鬱病になったのだから、パワハラとなるだろう。


社内外問わず、休職する人はストレスを我慢をしていたほど、治るのに時間がかかっていると思う。


なのでまず冒頭に、今ちょっとメンタルきてるなって思う人は、早めに自分を守る判断をすること。

自分で判断できなければ、必ず病院に行った診断してもらうこと。


私は近くで、我慢し続けたこともあってダメージの蓄積が大きく、長く苦しんでる人を何人も見た。


とにかく苦しい、辛いがある人は、早めに周囲に相談してほしい。切実に願う。


②復職して1年以上経ったが


復職したら、当然パワハラ野郎たちがいない部署へ異動した。


しかし今日仕事で、上司からその人を含む数名で打ち合わせをする場を設けるよう指示が入った。


上司は「時間も経ったし、このくらいは大丈夫だろう」と思ったのだ。


③当事者には、些細なことではない


私の目は泳いだ。本当にそのくらい、我慢してやった方がいいのはわかってる。


しかし、半日悩んだが、同じテーブルにつく……想像できない。

半径1 m以内に1分以上いられるのは耐えれないと思った。


メールの宛先にその人を入れるだけで、マウスをそこから動かすことはできなかった。そのうち涙が出てきた。


心をやられた理由も、今回接触する理由も非常に些細なものだ。


だけどやられた側の心の中は、大波がきて波に飲み込まれるような辛さがある。


他人はそれを想像できない。


「大丈夫だろう」と思う。
あるいは、そう信じたいのだ。


私は「無理です」と上司に言うと、上司は快く「俺がやるね。そっか、まだ無理だったんだね」と言った。


「一生無理ですよ」とは言っておいた。

好き嫌いだけで、会社休んだんじゃないんだから。


おわりに: 元自衛官の五ノ井里奈の公判


最後にリンクしてお話ししたいのが、元自衛官の五ノ井里奈さんの公判の件だ。


私のレベルでこんなに心が痛んでいるのに、上記の公判で五ノ井里奈さんが受けた心の傷はどれほどのものだろうか。


彼女は相手の顔も見たくないし声も聞きたくないだろう。それでも裁判でこんなどうしようもない相手の発言を聞かされている。


私を含めて、被害を受けた人は、なぜこんなにも辛い思いを重ねないといけないのか。


この世の中は、少しどうかしていると思う。


私も相手に対して今も根深く嫌な気持ちを持っていたり、また同じことが起きるのでは……という恐怖があるのは、謝罪されたわけではないからというのがある。


ごめん、そんなに傷ついたとは思わなかった。二度とそんなことしない、今後はないようにする。


そういう話し合いができれば、本来は終わることなのだ。


もちろん被害者の言い分だけでは、通らないのはわかっている。


でも私は、学生時代のバイト先で、酒乱の暴力オーナーのせいでパニック障害になったとき、そいつを死ぬほど恨んだ。


ついでに学校のカウンセラーに「そんなにまで憎んでるの?」と言われた一言も、一生許さない。


当たり前だろ、バカやろう。そんなクソ野郎がいなかったら、こっちはもっと楽しく暮らしていたんだ。

たかがそれだけ、されどそれだけ。


そして人生が狂う。

狂ったまま終わらせるつもりはない。だから大なり小なり、闘っている。私も五ノ井里奈さんも。

最後に、この記事を五ノ井里奈さん
に敬意を称して締めたいと思う。

頑張れ、なんて言えない。
でもずっと応援しています。

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