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2023.05.03 税理士ジョーの銀行融資ニュース解説 〜倒産企業は7割が赤字

こんにちは、銀行融資専門税理士のモロトメジョーです。
きょうのニュース解説記事はこちらです↓


▼ 倒産企業は約7割が債務超過 人件費の負担が重く圧し掛かる

https://news.yahoo.co.jp/articles/663126d01c638819dce7f67d5e3bb72850c7db52

というわけで、企業の信用情報を扱う「東京商工リサーチ」によるニュース記事です。倒産する企業の7割は「債務超過」なんだ、というハナシ。債務超過とは、貸借対照表を見たときに「資産<負債」の状態をいいます。

債務超過=倒産ではないものの、債務超過が倒産につながる可能性が高い、ということはくれぐれも覚えておきましょう。債務超過の中小企業は、けして少なくありません。コロナ以降はとくに、です。

なにが言いたいのか、というと。債務超過を脱して、資産超過に持ち込むことが重要です。少なくとも銀行は、「債務超過=倒産の可能性が高い」と見ています。だとすれば、債務超過の会社は融資が受けにくくなってしまうわけです。

中小企業にとって、融資は資金繰りの生命線。税金を嫌って、利益を出し惜しんでいる場合ではありません。なお、記事では「倒産企業の6割が最終赤字」「倒産企業の営業利益率は3期連続マイナス」など示唆に富んでいます。

自社にあてはまるところはないか、確認をしてみましょう。あてはまるものが多いようだと、銀行から危険視されているかもしれません。


きょうは、以上になります。
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