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RaspberryPi用の便利なツール(Double Commander)

RaspberryPi OSでは、色んなアクセサリや言語、ツールがインストールされています。 これらパッケージは基本的なものが多く、デスクトップで用いられているもののと比べ多少機能に制限が有るものもあります。 RaspberryPiもいくつかのタイプが在るため、RaspberryPi4で使いやすいツールはRaspberyPi3では重いということもあります。

此処では、私がRaspberyPi OSに必ずインストールするツール等を説明していきます。

今回はDouble Commanderです。

見出し画像は、左側パネルでトリー表示を、中央のパネルでファイル選択し、左側のパネルではクイックビューモードで選択されたファイルの内容を表示しています。

GUIでLinuxを操作するときファイル、ディレクトリを参照したり、ディレクトリ作成、コピー、ファイルの圧縮/展開などを頻繁にします。このような操作に便利なツールがDouble Commanderです、RaspberryPiだけでなくUbuntuやWindowsでも使用できます。

本家サイトは英文ですが、Double Commander自体は日本語対応されていて、Linuxの場合は設定しなくてもメニュー等は日本語表示されます。

RaspberryPiの場合は以下のコマンドでインストールすることができます。

$ sudo apt install doublecmd-gtk

Qtを使用するときはdoublecmd-qtとします。(現時点ではqt版はお勧めできません)

RaspberryPi OSではファイルマネージャとしてpcmanfmがデフォルトでインストールされています。基本的な操作ならこれだけでも充分です。

Double Commanderがpcmanfmに比べ何が便利かと言うと…
① 左右に2つのディレクトリリストを表示することができる。
  コピー元、コピー先両方が表示されるのでコピー、ファイルの圧縮・展開が簡単
② ディレクトリのツリー表示させることができる。
③ 内部比較ツール、及びmeldなど外部比較ツールに対応している。
③ クイックビュー機能がある。
  片方のパネルでファイルを選択し、もう一方のパネルで中身を表示できる。
  環境によっては画像ファイルも参照可能。(Windows, Ubuntu)
④ md5sumなどの計算、照合ができる。
⑤ 内部ビューワはテキスト以外に、バイナリ、16進表示も可能。
  各種エンコーディングに対応。
⑥ ファイル及び全文検索機能
⑦ ftp等もサポート
  (現時点では日本語ファイル名、フォルダ名は正常に動作しなかった)
⑧ 選択しているパネルのディレクトリにて端末を開くことができる。
  (端末を開いてから、cdコマンドを使わなくて済む)
⑨ ファイル名(フルパスも可)をクリップボードにコピーできる。
  (ドキュメント書くとき便利です)

ARMの対応はまだ完璧ではない感じがしますが、バグ修正と機能追加が行われいますので、これから更に使いやすくなると思われます。

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