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細かすぎる英文契約解説

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英文契約の細かな(時に細かすぎる)TIPSをまとめています。週一程度の更新を目標に書いていきます。
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#アメリカ留学

細かすぎる英文契約解説(第5回)〜Deemの正しい使い方〜

細かすぎる英文契約解説(第5回)〜Deemの正しい使い方〜

はじめに「deem」とは、英文契約においてよく使用される法的用語で、「〜とみなす」「〜と判断する」という意味を持ちます。この言葉は、ある状況や条件が満たされた場合にあるフィクションの事実が成立すると「みなす」ことを表現にするために使われます。ロースクールの教科書では以下のように記載されています。

ところが、意外に誤用が多いのがこの言葉です。本記事では、Deemの本来の使い方を少し深掘りした上で、

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細かすぎる英文契約解説(第4回)〜Shallの誤用〜

細かすぎる英文契約解説(第4回)〜Shallの誤用〜

はじめにこのような「細かすぎる」解説に興味をもっていただいた読者の方におかれては、英文契約では「Shall」が契約当事者の義務を表す助動詞であることはご承知かと思います。

一方で、以下のような条項も(特に日本人によって書かれた英文契約の多くに)みられるのではないでしょうか。

The payment shall be made within thirty days
(支払いは30日以内になされる

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細かすぎる英文契約解説(第3回)〜実は危険な分離条項〜

細かすぎる英文契約解説(第3回)〜実は危険な分離条項〜

はじめに:分離条項のリスク
今回は、通常あまり気に留めないであろう分離条項(severability)について少し深掘りしてみたいと思います。分離条項は注意しないと、意図せぬ方向に契約が解釈または変更されるリスクがある危険な条項です。

分離条項とは、契約において一部の条項が無効とされた場合でも、他の条項が有効であることを確保するための条項です。英文契約に当たり前のように入っている条項ですが、例え

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細かすぎる英文契約解説(第2回)〜ワンセンテンス・ワンミーニング〜

細かすぎる英文契約解説(第2回)〜ワンセンテンス・ワンミーニング〜

はじめに今回は、やや抽象的ながら、契約条項作成の一般論に視野を広げてみたいと思います。そもそも契約契約の一つの目的は、当事者の合意の明確化です。そうであるとすれば、出来上がった各条項に複数の解釈が成り立ってしまうことは厳に避けなければなりません。

私のような純ジャパが漫然と長めの条項を英文で書くと、しばしば曖昧な文章になってしまいがちで、実務でも相手方や上司にこの点を指摘されることがありました。

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細かすぎる英文契約解説(第1回)〜As of とDatedの違い〜

細かすぎる英文契約解説(第1回)〜As of とDatedの違い〜

この留学で力を入れた学修の一つに、英文契約のドラフティングがあります。インハウスロイヤーとして、英文契約のドラフティングはそれなりの数をこなして来ましたが、本場のドラフティングの授業を受けて、いろいろな発見がありました。個人的に新たな学びがあった点を整理して書いていきたいと思います。

第1回はAs of とDatedの違いについてです。

通常、As of もDatedも契約の発効日付を表現する

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