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takuma nagashima
2020年5月27日 00:17
「君の言葉は,祈りみたいで美しいな.」四角く白い病室で,僕は風に揺れるカーテンを見ていた.空は澄んでいたが肌寒く,歩く人々は,皆縮こまって足早に歩いている.僕はというと,ここで,千羽鶴を送ってきた頭の悪い連中に悪態を付きながら,自分が買ってきた花に水を上げている.ここは僕の部屋ではない.この部屋には僕以外に君という生命が存在していて,互いに全く別々の鼓動を鳴らしている.君はいつもにこにこ笑って
2020年6月20日 12:35
【第三話】はこちら日差しが差して起きた.わけではなく,目覚ましで起きた.君が言っていたようなカーテンからの優しい光は見るタイミングを失っている.僕はジリリリと鳴り響く不快な目覚ましを思い切り叩き,これでもかというほど勢いよく立ち上がった.これをしないと起きられない.結局明日が来てしまった.こうやってまた毎日を繰り返す.今日も曇天だったから,特に不快です.昔植物に興味なんかないのに君に勢い