社会に”自殺”で殺される

生きたくない理由がある。
誰かに相談したところで解決する問題でもない。
治療法のない病気はどうにもならない。
実際問題、相談したしてもどうにもならなかった。
だから死にたい。

「死にたい」って自分の意思を伝えても、誰も助けてくれない。むしろ「生きていればいいことがある」など、自分の考えを否定され余計苦しい思いをした。

いつしか、相談すること自体を諦めた。

一人で考えても解決策は出てこない。死にたい気持ちを伝えても、自殺しようとすれば止められる。
相談しない方が、自分の願いが叶う確率が上がる現実。

もし安楽死があれば、自殺しなくて済むんです。親や周りに死ぬ前に感謝したい人がいるけれど、自殺ではその気持ちを伝えることが出来ない。自殺した人のうち、理由が分かっている人は三割ほどと聞くが、相談できないのだから当たり前。死にたい気持ちを尊重しないから。

自殺は死ぬための手段。したくてしているわけじゃない。電車に飛び込む人も、人身事故を起こして周りに迷惑をかけたいと思っていたのは、少数だと思う。自殺以外に方法がないから、少しでも楽な手段で…と思うのは、当たり前だと思う。死にたい気持ちを無視し、否定し、自殺を強制する社会がすべて悪い。

自殺した人たちは、安楽死のない、死にたい気持ちを全否定する社会に、殺されたんです。

そのうち僕も社会に殺されるのでしょう。

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