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死ぬ前になぜ死にたいかを言える社会になるべき

自殺した人のうち、多くの人は自殺の理由が分からないとされている。

その理由は簡単。
死にたいことを周りに言えないから。
相談したら止められるから。

苦しんでいる人は自殺を止めてほしいのではなく、苦しみを止めてほしいのです。
でも実際は、自殺をとめようとするだけ。
相談する意味が、死にたい人にはないんです。

もし、相談すれば安楽死できる社会になれば、死ぬために相談することで、死にたい理由を言うことができる。話すことができる。死ぬ権利が認められていれば、死ぬ前に相談することができる。実際に安楽死するかどうかは、本人が決めればいい。大事なのは苦しんでいる人の意思を尊重すること。死にたい気持ちを尊重すれば、言いやすい社会になる。

今の誰にも言えない、相談できない社会は、いきなり電車に飛び込んだり、拡大自殺のような事件が起きたりしている。死にたい気持ちを相談でき、尊重される社会になれば、自殺は確実に減るし、苦しみも減るだろう。死にたい理由を聞いたうえで、その理由を社会からなくせば、今より社会はよくなるはず。そういう機会を、死にたい人が死ぬことを否定し続ける社会環境のせいで逃している。

死ねない社会は誰のためになっているだろうか?

死にたい人の気持ちを尊重する社会を作れば、苦しみを言いやすくなるし、生きたい人も死にたい人も幸せになれるのに。

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