見出し画像

【仕事・アジャイル】「起点づくり」こそ仕事のはじまり

当たり前っぽいことですが、スタート地点が分からないまま走り出すと迷走する。

自分がよく使う言葉が「起点づくり」

ここ何年と答えのない(誰も持ってない)ことに取り組んで如何に成果を出すか、会社を良くしていくかに向き合っています。

特に最近はお題目は大きく決まってはいるが、実際どこにどのように向かって活動していくのかというのがハッキリしていませんし、それをディレクションしてくれる人もいません。基本的には自分で何を目指し、何をするかを決めてやっていくしかありません。(まあ、ここ数年そんな感じですけどね)

また、答えのない仕事で成果を出すには、一人で突き進んでやっていくには限界があります。もちろんそれができる人もいるとは思いますが、基本はチームを組んで、一緒に目指す方向に進んでいく必要があります。

チームなので向かう方向を同じにしなければなりません。自分にカリスマ性があり、皆が信者のような人で有無も言わさずに後ろについてくるなら別ですが、そんなわけはなく、日々対話をして共通認識を作り、多少の思い違いがあるにしても対話を繰り返しながら動いていくしかありません。

そんな答えのない仕事の中でチームの人と話をしているとき、自分がよく使う言葉があることに気づきました。それは「まずは起点をつくろう」でした。

Fromが分からないと、Toには行けない

自分がよく使う言葉「まずは起点をつくろう」は、このnoteにもよく出てくる市谷さんの言葉が影響しています。彼と話をしている中で「どこに行きたいかのToの話は色々出てくるのだが、自分たちの現在地であるFromがない」「今の自分達を理解してないと、Toを埋めるギャップがみえない」と幾度と言われた事があります。

自分たちが向かいたい目標や目的地がToなのですが、自分たちの現在の立ち位置であるFromが分からないままでどちらに踏み出せばよいかが分かりません。分からないとなると始めることに不安もありますし、躊躇もあります。最悪はそこから動かないままになってしまいます。

そういう意味でもFromつまり起点づくりが必要なのです。そしてこの起点については、答えのない事柄に関しては何が正しいかを精緻に決める必要はありません。
誰も正解を知らないのだから自分たちで起点を作るしかありません。ただ、決めないと先程の書いたように踏み出すことができないのです。

最初は間違いでもよい。方向修正すればよい

自分たちで起点をつくるとなるとまた違う悩みが出てきます。
「その起点は正しいのか?そこから一歩踏み出したら戻れなくなるのでは?」

そこでこそアジャイルが効いてくる話になります。間違いに気づけばそれを学びにして方向修正すればよいのです。そして間違いや学びに気づいて方向を見直す頻度を高めていけば、後戻りできないような大きな間違いは起こしません。

最初の起点が間違っていたなら、新しい起点をつくればよい。そして、取り返しがまだまだできる頻度・期間で進めていくのがアジャイルなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?