【アジャイル】自分の組織スクラム運営を見直してみる(課題編)
非開発系の自分のチームでスクラムをはじめてみて、2週間のスプリントで8回実施しました。ちょっと見直しが必要だなと感じ始めています。
自分ばかりが一生懸命やっている
始めた当初は、他にも非開発系のアジャイルやスクラムを広げたく、まずは自分たちが率先実行している必要があるので取り入れました。試行錯誤はありましたが、スプリント1〜2のふりかえりでは、やってみて良かったという声を聞きました。
そして続けていくのですが、暫くすると違和感を感じるときがありました。
「あれ?結局、自分ばっかり一生懸命になってないか?」
実際そう感じるのはスクラムイベントのファシリテーションは自分しかやってないのです。誰かが変わりましょうか?も変えてやりましょうよ?ともないわけです。
日本のスクラムにありがちですが、プロダクトオーナー(PO)とスクラムマスター(SM)が同じというパターンです。私はチームのマネジャーとしてこれやるよ!とバックログを挙げる役割、つまりPOなのですが、あわせてSMとして場を回しています。そしてファシリテーションもしています。
あるとき、メンバーに言われて嬉しいよりもダメだろと思ったのが、
「いやあ、真面目ですよ。あそこまでしっかりやろうとするのは偉いです」
え?これ、君たちもやってほしいのよ?と思ったわけです。これだとチームのケイパビリティにならないなとちょっと危機感を持つようになりました。
ふりかえりが機能していない
2週間スプリントで隔週にふりかえりをしています。
ふりかえり中の対話も結構盛り上がっていますし、その場では結構いろんな改善点がでてきます。
しかし出てきた改善点の中でアクションしようと決めたことが実施がなかなかされません。これは私の運営にも問題があり、次のスプリントに改善アクションが組み込まれていないからです。
しかし1回のふりかえりで5〜6個も出るわけです。もちろん全部やるつもりはなく優先度つけてやるものだと理解はしているのですがなかなか行動できません。
ふりかえりで出てきたアクションのうち、どれをやるかをチームのメンバーと投票するのですが最初の頃は一人2個までとしていたのですが、途中からこれにも入れたいあれにも入れたいとリクエストがあり、一人の持ち票数を増やしていったら、たくさんやるべきアクションが設定されてしまいました。
実施されない改善アクションを出すようなふりかえりは、時間の無駄です。
タスクの動きが悪い
私はPO兼SMとはいえ、どてんと椅子に座ってあーだこーだやれと指示する人ではなく、自分自身もタスクを持ってチームとしてやるべきことはやります。
自分のやるべきタスクは自分なりに分解し、自分でカンバンボード上でタスクを動かしていきます。しかし一緒にやっているメンバーの一部は全然やってくれません…納期遅れのがあってもあまり気にならないようです。
また、2週間スプリントでタスク分解をしても、納期が2週間後となってるタスクがどーんとあり、数日や1週間でのタスクの動きが見えません。見えないなと思って週の半ばに声をかけると「やりますよ」と言うのですが、スプリントレビューをするときに「できてません」「忘れてました」と言われてしまいます…
普段のタスク管理や行動は別のスケジュールアプリがあり、そこを起点にして仕事をしているのでついついバックログツールのタスクは忘れてしまうようです。まだまだスクラムで動く習慣が身体に染みこんでいないのでしょうか…
また、このタスクなんだっけ?というのもちょくちょく出てきてしまいます。本来今日何をやるのか?をデイリースクラムで確認していくべきですが、その話題よりも情報共有や手持ちの課題の話ばかりです。検討は別枠でとお願いはしているのですが、話出すとなかなか止まらず、そして止めるタイミングも失ってしまうのです…
なんかめちゃイマイチですよね…ということでちょっと立て直すべく、アジャイルの大先輩にアドバイスを求めました。それは別の記事で書きます!
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