見出し画像

【仕事・アジャイル】ゆるい枠組ではじめてみる

ちゃんと枠組みがあるからこそ、柔軟に動ける。

プロジェクト運用方法を書いてみた

4月からのチームでは色々な小さなプロジェクトを運用していかなければいけないのですが、スクラム的な動き方にしたいと考えています。

とはいえ、みんながアジャイルな動き方、スクラムな動き方を経験したことがあるわけでもなく、私もそこまで熟練者でもありません。しかしそれを回せるのは今のところ自分しかいないのもあり、チームのプロジェクト運用方法をまとめて教えていくことにしました。

ただ、運用方法を決める中で色々と意見もあり、制約が多い。強制してもよかったんですが、私も4月に入ったばかりで関係性も壊したくないですし、会社や大きな括りの組織がみんなアジャイルなわけでもないので、うまくそれぞれの事情をくみ取って考える必要がありました。

制約と解決方法

制約としては以下があります。

  • 慣れてないなら厳格なスクラム(?)は辛い。緩くして欲しい

  • 検討する時間がなくなるからスクラムイベントの時間は短めにしてほしい

  • 上層への報告はこれまで通りあるのでスクラムイベントの他に報告会が必要

  • 今のリーダーが上位職を兼務しているのでスクラムイベントには出ない

などなどです。

その制約(要望?)をくみ取って考えてみました。

  • 複数あるプロジェクトの中でスクラムのスプリントで回すものと、カンバンで回すものを分ける

  • スクラムで動くものは2週間のタイムボックスでイベントはちゃんとやる

  • ただそれぞれのスクラムイベントは1〜2時間に収める。そのために事前記載するなどのルールを決める

  • ルールもルールと堅く言わないために、ワーキングアグリーメントをつくる

  • スクラムイベントとは別に、リーダー向けの報告会と相談会を毎週用意する。そのときはカンバンで動かしているプロジェクトも参加する

  • スクラムもカンバンも、どちらもふりかえりはする(とはいえカンバンで回す方には強制はしない…)

  • チーム全体でのふりかえり・むきなおり会を2〜3ヶ月に一回行う

…もっと色々細々と書き落としたのですが、まあ大枠としてはこんな流れです。
ちゃんと回るかどうかは運用を開始するゴールデンウィーク明けからやってみて分かる感じですね。一応、リーダーからは「なんか回る気がする」と評価はいただけましたが。

ゆるい枠を回してみる

それなりの企業サイズで長年の歴史がある会社でぶら下がっていれば食っていける意識だとむしろ全部決めてもらっていたほうが楽な人もいるでしょう。また、逆に自分の好きなことを自由にやりたい人は、ルールやプロセスをガチガチにすると働くことや貢献することへの意欲が失われていきます。

スクラムは「軽量版フレームワーク」とうたっています。アジャイルな動き方でその価値を活かすには最低限必要な決め事という認識ですし、私自身もそれくらいの枠組みならこれまでのガチガチのルールとプロセスの中で裁量の余地がないよりかは働きやすいと感じています。

よって、ゆるい決め事・ゆるい枠組みとしてスクラムで回すのが今のチームにとっては丁度良さそうですが、それでも新しい取り組みだと重く感じてしまったり、現実の動きとの差をどう埋めるのかなどが課題ではあるので、まずは今回の運用を動かしてみて、定期的にふりかえりつつ改善していきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?