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【アジャイル】タスクには色んな状態があるよね

完了と未完了、だけではない。種類を付けると対応の選択肢も増える。

タスクの見える化での状態の見せ方

アジャイルに仕事をする基本としては、自分の仕事の可視化、つまり自分やチームのタスクの見える化というのが重要になってきます。今現在の仕事を見える化することが、スクラムイベントのプランニングやレビューの大前提となります。(何やるかを明らかにしてないと、計画も検証もできないですよね…)

アジャイル云々に関わらず、タスク管理をしているときに最小限行われるタスクの状態というと「完了」と「未完了」の2つだと思います。ただ、これだけだとどれくらいタスクが終わっているかどうかだけしか分からず、未完了が今後どのように動いていくかの見通しが立てられません。

なので、未完了をもう少し分解すると「未着手」と「着手済み」が出てきます。
着手済みは手を付けてはいるが、まだ完了まで至っていない「未完了」なタスクであり、「完了」と「未完了」の2つだけのときよりも、もう少し状況が見えてきます。

保留状態も可視化できる

さらに「未完了」については、「未着手」と「着手済み」のサブ状態として置けるものがあります。それが「保留状態」です。
様々なタスクがある中、難易度が高くて現状では進められない、自分だけではタスクを完了に持って行けない他の関係者が関わってきて待ち状態になるものなど、未完了の中で滞留してしまうタスクというのもあります。

「未着手」か「着手済み」かに関わらず、現在の環境や立場、調査状況、技術などで進められないタスクとして認知し、本来は完了すべきものであると分かった上で、あえて保留状態にするというタスク管理をすることもできます。

保留状態という形で「状態の見える化」をしておけば、どれくらい保留しているのか?そのままでよいのか?突破口は何か?保留状態を解除できる条件は何か?等、タスクに対する打ち手をディスカッションすることができるようになります。

一旦凍結することも大事

以前、タスクの状態としては「アイスボックス」という凍結状態として管理する方法も記載しました。

タスクの見える化では一通り自分やチームでやるべきことを洗い出します。その際に、緊急かつ重要ですぐに手を打つタスクと、緊急ではないけど重要なタスクとタスクにも種類があります。特に今すぐやる必要はないが、未来の自分たちのために仕込みが必要なこともタスクとしては可視化しておくべきです。

しかしスクラムのスプリントですぐに扱わないのに「未完了」のバックログに上げておくのも管理上煩雑ですし、保留状態についても一時的なものが多いので、長期的に保留とするとこれもまた管理上毎度確認するなどはノイズになります。

そのような場合に「アイスボックス」という「保留状態」よりも更に長期に動かさないタスクとして見える化しておくと良いでしょう。そしてある時期が来たときに、それは本当にやるべきものか?をディスカッションします。長期に氷漬けにしている場合、本当は要らないものかもしれませんし、鮮度も落ちてしまっているのでそもそも何のためのタスクか?を明らかにしておく必要があります。

状態をどのように定義して管理するか?はプロジェクトによって決めれば良いですが、ほどよいバリエーションで状態管理をすることで、自分や自分たちのチームとして今後どう動いていくか?のアイディアや選択肢を考えやすく、そして議論しやすくなります。

365日(1年間)連続投稿まで、あと2日!いよいよここまで来ました!!

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