見出し画像

【仕事】良かれと思った改善が裏目に出る

改善すれば必ず良くなるとは限らない…

アイディアをたくさん出してもらう工夫

ワークショップであるフレームワークに沿ってアイディアを出してもらおうとしていました。できるだけたくさん出してもらいたかったのですが(もちろん出してくれる人はいますが)あまり数がでません。

例えばこういうフレームワークだとします。(細かい内容は出せないので仮想的なフレームワークにしてます)アイディアを出し、良いアイディアはGood側、イマイチなものはSoso側にアイディアを書いた付箋を置きます。その度合いの強さをGood側なら上の方がより素晴らしい、Soso側なら下にあるほどよりイマイチであるというのを表現してもらいます。

良いアイディア・イマイチなアイディアを書いて付箋で貼る

Miroなどのオンラインホワイトボードこれをフレームとして渡してアイディアを貼り出してもらおうとしますが、なかなか出ません。一番頭が痛いのは説明しているにもかかわらず、このフレームにアイディアを付箋で置くということすら理解できてない場合があります。(何度も書きますが、説明はちゃんとしています…)

なので、予め空の付箋を幾つか置いておきました。これでアイディアを付箋で書き出すのだなと分かるはずです。これでアイディアがたくさん出るかなと思っていました。

これで付箋にアイディアを書き出すと分かるはず!

数が固定化されてしまった…

その結果起きたのが以下のような状況です…

用意した付箋分しか書いてくれない…

なんと予め用意した付箋(この例だと4枚で、Goodが2枚、Sosoが2枚)分しか書かないという人が多く発生しました。
付箋に書き出してもらうという点では良かったのですが、数多く出して欲しいという思惑からは外れています。

なので今度はたくさん付箋を予め用意しました。こうすればたくさん書かなければと思ってもらえて出てくるアイディアは増えてくるはずです。

予めたくさんの付箋を用意しました!

今度は位置が固定化された…

その改善による結果は以下のようになりました。

上下の位置関係で強さを表現して欲しいのに…

今度は多くの人が元々貼られている付箋の位置を動かさなくなりました。その結果、アイディアの評価の強弱が付かないアウトプットが出てきてしまったのです。加えて言うと空の付箋を増やしたからといってアイディアが増えたわけでもありません。

空の付箋を多くすればいっぱい書くだろうという仮説は外れ、数は増えず、アイディアの強弱も付けてくれないので悪化した感じです。
あと分かったことは、空白のままの付箋も不要なら消してもらっても良いのですが、それも消さないで残してしまうということが分かりました。

改善も仮説検証で実験だ!

今回色々改善をやってみて面白いことが色々分かりました。
良かれと思って行った改善も上手くいくとは限りません。実際やってみて上手くいかなかったと分かれば、また改善をしていくというのを繰り返していくものです。

結局、たくさん付箋を用意するのは1回で止めました。
次の改善アイディアは、以下のようにする予定です。ほどよい空の付箋を予め強弱付けて置いておくというものです。

これでどういう結果になるかは今度試すので結果が楽しみです!!
(これでまた6つまでしかでない…となるかもしれませんが6つ出ればそれはそれでよかったりして…)

ほどほどの空の付箋に位置の強弱を付けてみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?