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【マネジメント】何故マネジャーは会議に忙しいのだろうか

「ただ会議に出ているだけ」で仕事をした気になってませんか?

隙間のない会議や定例の予定

ある相談をしたくて、他の部門のグループ長の予定を取ろうとしました。その人は組織ツリーで言えば末端にある一番小サイズのグループのリーダーになります。

しかし予定を見ても、9月いっぱい1時間取れる場所が一つもないのです。
もし取ろうと思うと中途半端に30分か(30分では足りない相談だった…)、朝8時前か、ランチタイム、夕方17時以降は家庭の事情で残業は一切しないスタンスのようでした。

そしてほとんどが会議、ミーティング、定例で埋まっています。下手すると同じ時間帯に3つも入っていて、一体どれにでるんだ?とスケジュールだけ見てても判断できません。

さすがに本人も会議以外の作業ができないと気づいているのか、意図的に「メール処理」や「集中時間」という枠を自分で入れてはいるのですが、その枠にすら他の予定が差し込まれていて、実質自分の作業はできていないのだろうな、と予想できます。

本当に必要なのだろうか?その会議

ともかく会議の種類で多いのは定例です。●●定例、××定例、△△定例…
見ていて心苦しいというか、実際参加してどこまで発言することがあるのだろうかと疑問に思ってしまうのは、上位階層の定例にも出ている(引っ張り出されている?)ようで、多分情報共有とかで出ろとか、説明できないから何か質問が出たら話せと言われて連れて行かれているのだろうな…と想像がつきます。

しかも上期の最終月のため、半期の部下の評価面談もしなければならないようで、これは絶対外せない9月中に終わらせないといけないでしょうから、他の会議の調整が入って大変になるだろうなと…

自分のマネジャーもきっちり定時タイプなのですが、会議ばかりではなく、自分でプレイングしているプロジェクトもあるので会議以外の時間も取っています。私も相談や壁打ちが必要なら比較的空きもあって、取りやすかったりします。

なによりも、多くをメンバーに任せていることが会議や定例が少なくなることに繋がっているのではないかと思います。いざ、ここでは!というときにマネジャー登場、というスタンスでマネジメントレベルを調整している感じでした。

会議の多いマネジャーは、不必要な責任感であったり、心配性であったり、部下を信用してないのではないかと思います。

出ないと決めてみる・間引いてみる

そういえば、私もマネジャー時代、会議や定例に呼ばれても、自分の立場やスペシャルティを鑑みて自分の必要性が薄かったり、貢献しにくい会議だった場合には意図的に出ないことにして、メンバーに任せていたりしました。
もしくは毎回は出ずに、他の用事と都合が付かないこととして間引いて出てみたりもしました。
ほとんどの場合、このやり方でも問題が起きることがなかったです。

勿論、役割や部署によって忙しさは変わるでしょう。
しかし、呼ばれている会議や定例は、本当に「あなた自身」がでる必要があるのかを見直してみてもいいかもしれません。

まあ、あんまり出てなかったりすると、ズルいと言われたり、チクチク言われたりするので、まずは上手く間引いてみるのがよいかもしれませんね(笑)。


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